1月17日は、防災とボランティアの日/ボランティア元年&おむすびの日&尾崎紅葉祭/今月今夜の月の日
【防災とボランティアの日/ボランティア元年】
1995(平成7)年1月17日に発生した兵庫県淡路島北端を震源とするマグニチュード7.2の大地震「阪神・淡路大震災」が記念日制定の所以です。
阪神・淡路大震災では政府や行政の対応の遅れが批判された一方、学生を中心としたボランティア活動が活発化したことから、後に「日本のボランティア元年」とされました。
加えて、同震災を機にボランティアへの意識が高まったことで、ボランティア活動への活動内容、参加方法などの理解を深め、災害に対する様々な備えの充実・強化を図る意図を込めて、閣議決定にて「防災とボランティアの日」として記念日が制定されています。
また、例年1月15日~21日は「防災とボランティア週間」であり、阪神・淡路大震災が起こったときの様子などを、後世に受け継いでいく取組みやイベント等が催されています。
また、それとは別に、震源地となった兵庫県では、1月17日を「ひょうご安全の日」として、県内独自の記念日に制定しています。
【おむすびの日】
阪神・淡路大震災時に、ボランティアの炊き出しなどで被災者が励まされたことから、米に関係する民間企業やJA等でつくる「ごはんを食べよう国民運動推進協議会」が記念日に制定しています。
「いつまでも、この善意を忘れないために」との思いから、公募によって阪神・淡路大震災と同日の1月17日に記念日が制定されました。
また、食べる「おむすび」だけでなく、人と人との心を結ぶ「おむすび」の意味合いも込められています。
【尾崎紅葉祭/今月今夜の月の日】
小説家として活躍した尾崎紅葉氏の著作『金色夜叉』の中で、主人公の間貫一(はざまかんいち)と交際していたお宮(鴫沢宮:しぎさわみや)が結婚を間近にして、富豪・富山唯継(とみやまただつぐ)のところへ嫁いでしまいました。
貫一を裏切った恋人・お宮に対して、貫一は静岡県・熱海市の海岸にて「可(い)いか、宮さん、一月の十七日だ。来年の今月今夜になつたらば、僕の涙で必ず月は曇らせて見せるから」と言い放ち、足蹴りにして別れを告げる場面が描写されています(『金色夜叉』前編第8章)。
このことから、1月17日の夜が曇り空になることを「貫一曇り」と呼ぶようにもなっています。
また、小説の舞台となった静岡県熱海市の熱海サンビーチ付近には、同場面を表現した「貫一お宮の像」がある他、記念碑が建てられたことにより呼ばれるようなった、近くで育っていた松「お宮の松」も現存しています。
加えて、例年1月17日には同市にて「尾崎紅葉祭」が開催されていて、同小説を元にした演劇などが催されています。
(以上、ネット検索より)