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9月18日の誕生花🌸
ハギ(萩)
=愛らしい、寂しい愛情
アザミ(薊)
=独立、報復、厳格、触れないで
ホウセンカ(鳳仙花)
=私に触れないで、短気、快活、せっかち
《ハギ(萩)》
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マメ科ハギ属の落葉低木。
秋の七草にも数えられ、万葉集に最も多く登場すると言われる萩は、日本の秋を代表するような花です。
ところが、実は夏から咲き始め、秋が深まるころには、花数を減らしているというおもしろい特徴があります。
マメ科ハギ属の総称で、ヤマハギ、ミヤギノハギ、マルバハギ、ツクシハギ、キハギ、ケハギなど多くの品種があり、日本には約10種が分布しています。
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樹高1~2mほどの低木で、ブッシュ(茂み)のようなフォルムを成すこと、葉がクローバーのような3枚葉であることから、「Bush clover(ブッシュクローバー)」という英名があります。
早くから花が咲くキハギは、6月頃から咲き始め、あとを追うように、他の品種も7月頃から咲き始めます。
枝の先を枝垂れるように伸ばし、枝いっぱいに小さなマメ科特有の蝶形花をたくさん咲かせます。
花色は主に赤紫、他に、ピンク、白、黄などもあります。
非常に生育旺盛で、短く切り詰めても、すぐに大きく枝を伸ばします。
他のマメ科の植物と同じように、根に根粒菌を保持しているので、土壌を肥沃にする特性があります。
秋の七草の一つに数えられています。
秋の七草とは、女郎花(オミナエシ)、尾花(ススキ)、桔梗(キキョウ)、撫子(ナデシコ)、藤袴(フジバカマ)、葛花(クズ)、萩(ハギ)の7種類のことを指します。
秋の七草は、万葉集にある山上憶良の歌に由来するとされています。
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[秋の七草の意味]
秋の七草は、春の七草のように食べられる花ではありません。
その花姿を愛で、香りを楽しみ、秋を感じる、季節の移ろいと、情緒を楽しむことを目的としています。
《アザミ(薊)》
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キク科アザミ属の多年草で、葉には深い切れ込みがあり、葉や総苞には棘があります。
頭状花序は管状花で、淡い紅色や紫色の花を咲かせます。
棘は動物に食べられないようにあると言われていて、実際に棘があることで、動物が食べることはほとんどありません。
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花色は、紅や紫のほかにも、ピンクや白もあり、日本では60種類以上、世界中では250種類以上のアザミが存在しています。
しかし、実は、「アザミ」という単体の植物は、存在していません。
というのも、「アザミ」というのはキク科アザミ属の植物の総称で、単体の植物を指す名称ではないのです。
蕾を包む総苞にも棘があり、触れると痛いです。
雄しべと雌しべは突出していて、まるで針のように見えるのも特徴の一つです。
別名「刺草」と呼ばれているのは、そのためです。
《ホウセンカ(鳳仙花)》
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観賞用でもよく栽培される植物で、赤、白、ピンク、紫の花を咲かせることでも知られています。
ツリフネソウ科に属する植物で、日本でも、歌謡曲で多くの歌手に歌われている花でもあります。
一番の特徴は、花が観賞用に適しているのに加え、蒴果(さくか)の果実で弾性によって、弾けてよく飛ばす点です。
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少し触れただけでも弾けて飛ぶので、それが我慢できない人間の心理と重ね合わされて歌でも歌われるきっかけになっています。
暑さにも強めで、茎も太めで直立して丈夫なため育てやすいのも長所です。
蒴果=複数の子房が発達した果実が熟すと、タネを覆う果皮が裂けてタネが飛び散ること。
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(以上、ネット検索より)