宅配便日記003-1 VS駐禁監視員
みなさんこんにちは、DJメアリです。
これからお送りするのは、一日中、街を走り回り、お客様に荷物をお届けしている、宅配便スタッフたちに、私がアノ手コノ手を駆使して聞き出した話をご紹介する、宅配便日記です。
彼等が、見たり聞いたりしたことを、ギリギリまでぶっちゃけてくれていますので、お楽しみに!
というわけで、宅配便日記003は、宅配便スタッフと駐禁パトロール員の間で、日常的に繰り返される戦いの話。
題して、VS(ブイエス)駐禁監視員。
と、そういえば言い忘れていましたが、私も、以前は宅配便スタッフで、ドライバーの横に座っている助手でした。
ですから、今回の話は、私には直接関係がないということを、頭に入れておいて下さい。
ではでは、読ませて頂きます。
宅配便ドライバーたちの天敵である、駐禁パトロール員にも色々な方がいますが、ほとんどのパトロール員は、その車のドライバーがすぐに戻って来るかどうか、周りの様子を伺いながら作業をするので、駐禁キップを切るまで、それなりに時間をかけてくれています。
ドライバーたちも、パトロール員が回っている事は知っていますから、警戒しながら車を停めていますので、キップを切るまでの作業中に、だいたい戻って来ます。
とはいえ、その駐禁パトロール員の、ゆっくりした作業中に、戻って来なかった他社の宅配便ドライバーを、私は何人も見ています。
「おいおい、見ているなら、教えてやればいいじゃないか!」
そう思うのも当然なんですが、他社のドライバーが、どこに配達に行っているのか、私にはわからないので、どうにも出来ません。
そうなんです。
同じ宅配便トラックでも、助手を乗せていないワンマン車もあり、そのドライバーは、毎日、スリリングな気持ちで仕事をしているに違いありません。
さて、駐禁パトロール員が、それだけ時間をかけてキップを切っているなら、悔しいですが仕方がないかなと思えます。
随分、パトロール員に対して、寛容でいられるじゃないかと思われるかもしれませんが、それは、初めにも言いましたが、私が助手で、駐禁キップを切られることが決してないからでもあります。
では何故、私は助手なのかというと、免許を取ってから、二、三度しか自らハンドルを握ったことがない、ペーパードライバーだからです。
今では怖くて、車を運転したいとは思いません。
まぁ、私のことはさておき、パトロール員さんたちも仕事で、泣く泣くキップを切っているんだと、その背中が訴えかけているように見えるので、寛容にもなれるんです。
決して、他人事(ひとごと)と思っているわけではありません。
でも、そんな寛容な私でも、ちょっと許せないおばさんパトロール員がいます。
おばさんは、トラックを見つけると、すぐに近づいて来て、駐禁キップを切る作業を始めるんです。
毎日、ほぼ同じトラックが配達に回っているので、そのナンバーを控えているのか、本当に、すぐに作業を開始します。
そのおばさんに、キップを切られてしまったドライバーが、タナカさんです。
というわけで、今回は、ここまでです。
お別れに、メアリからあなたへ歌をお届けします。
近ごろ巷で噂のシンガーが歌います。
では、ゆっくり聴いてくださいね~、バイバ~イ!