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10月28日は、空前のパンダブーム到来&おだしの日&速記記念日&濃尾地震が発生&県民の日(群馬県)&信濃町・霧下そばの日&日本のABCの日

【空前のパンダブーム到来】

1972(昭和47)年に交わされた、日中共同声明による日本と中国の国交正常化の記念として、同年10月28日に、中国政府から上野動物園に2頭のパンダが贈られました。

日本に贈られたオスのカンカンとメスのランランは、11月に初公開されると、その姿をひと目見たさに、1日平均で約20万人以上もの人々が上野動物園を訪れ、連日大行列で、空前のパンダブームが日本を席巻しました。

《余談》
パンダの色が白と黒の模様なのは、主な生息地帯が山間部なことから、身を守るためのカモフラージュ仕様、寒暖差が激しい環境適応のため、冷えやすい部分が熱吸収のいい黒になっていった など、諸説あります。


【おだしの日】

お出汁の代表格であるかつお節の「燻乾(くんかん)製法」を考案した漁民・角屋甚太郎(かどやじんたろう)氏の命日(1707[宝永4年]10月28日)を偲んで、出汁にこだわった飲食店を全国展開している株式会社太鼓亭が、10月28日に記念日を制定しています。

カビ付け製法とも言われる燻製の仕方で、鰹を燻(いぶ)して水分を取り除き、良質なかつお節カビ(=菌)を付着させることで、悪カビの発生を防ぐ手法。

保存方法に乏しかった江戸時代において、燻乾製法は大変重宝され、日本独自の出汁文化を生みだす原点と見る向きもあります。

《余談》
燻乾製法以外にも、日本では古くから、
冷燻=主に東北地方やアイヌ文化:冷凍サーモン、魚のソルベなど
温燻≒ 蒸し料理:ソーセージ・ハムなど
液体燻製≒ 下味付け
乾燥燻製=干し柿、干瓢など
上記のような食品加工技術が盛んで、四季のある日本にあって、その土地や地域ならではの自然を活かした独自加工技術が培われてきた歴史があります。


【速記記念日】

田鎖綱紀(たくさりこうき)氏

1882(明治15)年10月28日に、田鎖綱紀(たくさりこうき)氏が、日本橋(東京都)で初の速記講習会を開催したことにちなんで、日本速記協会が記念日に制定しています。

同年9月に「時事新報」紙上で、自ら考案した速記法を披露し、そのあまりの速さから、同氏は電筆将軍と呼ばれていました。

今日では、国会での議事録、裁判記録、(一部の)報道業界、(一部の)医療関係でも使われている速記術を、より多くの方に関心を持ってもらおうと、10月28日を起点とした前後の週末には、速記に関するイベントが行われています。


【濃尾地震が発生】

1891(明治24)年10月28日、愛知県と岐阜県の境界近くに位置する濃尾(のうび)平野付近直下を震源としたM8.0の巨大地震「濃尾地震」が発生しました。

地震の多くは、海洋プレートと大陸プレートの両プレート境界がずれることで起こる地震が多い中、活断層が動いたことによる内陸地震であった濃尾地震は、
エネルギー:M8.0
死者・行方不明者:約7,300人
負傷者:約17,000人以上
家屋の倒壊:約14,500軒
家屋の半壊:約12,300軒
上記のような甚大な損害を出しました。

また、地震の影響により、断層が上下に約6m、左右約2〜3mもズレて、地表でもはっきりと分かる変動を生じさせるほどの影響を及ぼしました。

プレート境界型ではなく、活断層地震での甚大な被害は、日本で起こった内陸地震として過去最大規模の活断層地震であり、活断層地震でも甚大な被害が起き得ることを、今を生きる私たちに示してくれています。

《活断層》
数千年〜数万年に一度、活動(≒ 地震)を繰り返している断層。

今日分かっているだけでも、2,000以上の活断層が日本列島で確認されていますが、分かっていないor確認できていない活断層は、まだまだ相当数あると考えられています。

上記を鑑み、多くの研究者や専門家の方々も、いつ何が起こるか分からず、何かが起こってしまった場合に備える準備が必要だと、強く提唱をしています。

甚大な損害を出した濃尾地震による、体験、影響、教訓、知見を風化させず、後世に伝え、遺していくことを目的に、岐阜県が記念日として記録しています。


【県民の日(群馬県)】

明治4年10月28日(新暦1871年12月10日)に行われた廃藩置県により、「群馬県」という名称が初めて使われたことにちなんで、群馬県が記念日に制定しています。

県が定める記念日で、群馬県民の休日となっている他、県や市が運営・管理している各施設が、無料開放or割引待遇にて、利用可能です。


【信濃町・霧下そばの日】

10月は新そばの収穫時期なことと、信濃町そばは、地粉を10割使用していること、また、一般的に手打ちそばの多くは二八そばとも呼ばれ、小麦粉:2割、そば粉:8割で作られることにちなんで、有限会社信濃町ふるさと振興公社と信濃町そば商組合が、上記数字を組み合わせて、10月28日に記念日を制定しています。


【日本のABCの日】

1952(昭和27)年10月28日、通称ABCと言われている「新聞雑誌部数監査機構」が日本に誕生したことにちなんで、同機構が記念日に制定しています。

Audit Bureau of Circulations

英語表記の頭文字をとって、「(新聞)ABC」と呼ばれています。

日本ABC協会は、新聞、雑誌、専門紙、フリーペーパーを含む、出版物の発行部数調査を行っていて、その調査結果の発表は、広告取引でも使用される標準的基準であることから、業界によっては大変注目されています。


(以上、ネット検索より)

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