春分・初候 3/20 〜 3/24 元鳥至
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初候 3/20 〜 3/24 元鳥至
日文版
第十候 3/20 〜 3/24 雀始巣(すずめはじめてすくう)
オリジナル候
春分太陽,光明磊落。
春分の日、ご来光を拝みに散歩に出かけた。目覚ましをかけたけど寝坊して日の出には間に合わず、すっかり昇りきった太陽に挨拶をして、湖畔をぶらぶら散歩する。
厳密にいうと、太陽が牡羊座に入って春分を迎えたのは夕方なので、この日の朝はまだ太陽は魚座の終わりにいた。魚座の終わりから牡羊座の始まりには「この世とあの世をつなぐ」そんな時間と空間が存在しているなぁと思う。春分は春の彼岸の真ん中でもあり、終わりと始まりがクロスする地点でもあるのだ。
春の陽射しを浴びながら、自分がどこから来て、これからどこに向かおうとしているのか、そんなことを考えてみたりした。
考えてみたところですぐ答えが出るものでもない。答えは出ずとも考え続けることが自分を前に進ませていく原動力になっているのかなとも思う。
柔らかいけど力強い、真っ直ぐでブレない春分の陽の光に力をもらった朝だった。