女性活躍促進:思う所を述べてみる
西郷隆盛の言葉に「功のある者には禄を与えよ、徳ある者に地位を与えよ」というのがあります。
「功」とは、つまり「実績」のこと、「徳」とは、表現が難しいですが、能力+チームや会社のミッション等を体現でき、人々を引っ張っていけることと考えます。
ところが、女性活躍促進のその後をよく観察すると、「功」も「徳」もないのに、禄(金銭)が与えられ、それのみならず、「地位」も与えられているケースがホント多いこと。
もちろん中には、「功」も「徳」もあり、なるべくしてなった女性も沢山いると思います。そういいう方は別に、男性であれ、女性であれ、そうでない性別であったとしても、どんどんリーダーになっていけばいいと思います。
しかし、単に『女性だから』『政府の数値目標にあわせないからとだから』といった、後ろ向きな理由で「活躍」「させられている」ケースが多いのではないと推測します。しかも、「活躍」「させられている」のかと言えば、給料が上がる、地位が上がるメリットだけが与えられて、「活躍」も「してない」ケースも少なくないでしょう。
反論はあると思います。でも私は、やる気があって、能力のある女性は、こんな女性活躍促進などという『おかしな言葉』が生まれる前から、できる人がやる、リーダーたるべき人がリーダーになる、そういう社会であるべきだと思っています。
それを邪魔していたのが男性であれば、男性が悪い訳ですが、それには、それなりの理由(戦後の日本経済復興に関連する役割分担など)が色々と複雑に絡まっており、一旦ここでのコメントでは控えておきます。
とにかく言いたいのは、 西郷隆盛の言葉どおり、「功のある者には禄を与えよ、徳ある者に地位を与えよ」ということです。これは誰に対しても当てはまります。
しかも地位は一旦与えてしまうと、中々下げられない、非常に厄介なものです。よく考えて決定すべきでしょうね。
こういうこと書いても、中高年男性のひがみと一蹴されそうな内容なんだろうなぁ。