全部、インターネットだった。
家入さんのnoteを読んで、思い出した。いつだったか職場のアンケートで、「一人で過ごす時間にすることは?」という質問があった。そのたくさんの回答の選択肢のなかにあったのが、「インターネット」だった。
定額聴き放題の音楽を聴きながら、この文章を書いている。文章を書くのは好きだ。音楽を聴くのも好きだ。本を読むのも好き、だけれど最近は電子書籍を読むことも多い。家で見る映画も最近は、レンタルではなく配信のものを見る。SNSでのやりとりも、Instagramで写真を眺めるのも、好きだ。
全部、インターネットだった。
いったい、どれだけの時間を「インターネット」に費やしているのか、わからなくなっている。ずっとインターネットを使っている、というよりも、日常の中にもうすっかり溶け込んでしまっている、というのが適切かもしれない。
インターネットのない生活なんて考えられない、わけではない。音楽も本も、友達と話すのも全部インターネットなんて無くてもできる。紙とペンがあれば、字も絵も、なんだって書ける。
音楽を聴いて、本を読んで、誰かと話して、思いついたことを書き留める。そんなふうに日々の暮らしの中で当たり前にしていることが、いつのまにか「インターネット」のなかに吸い込まれている。
「輪郭」が消える、という表現はまさにそういうことなんだな、と気づく。それがいいことなのか、悪いことなのか、わたしにはまだよく分からない。でも、わたしが好きなものは、インターネットを通っても、通らなくても、変わらず好きだ。そして、たぶんインターネットも好きだ。
あなたが、一人で過ごす時間にすることはなんですか?
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