【デンマークで感じた平等と公平】 〜フォルケ留学🇩🇰〜
久しぶりのnoteです。
一年間のデンマーク留学を終了し、無事に日本に帰国。
日本での生活を楽しんでします。
留学中はなかなか忙しくて書きたい内容も書けなかったので、今回は留学中に感じたこと
【平等と公平】について記述します。
そもそも、平等と公平について一回も考えたことのなったキラですが
デンマーク留学では、本当に自分がマイノリティーな状況に立つことが多く、ありがたいことに
【平等とは何か?】 【公平とは何か?】
を考えるきっかけをなりました。
さーて、ここからはデンマークで実体験をもとに実感したことをつらつらと書いていきます。
デンマーク留学、初めの3か月間は辛いことも多く、泣くこともたくさんありました。その中でたくさんの先生、友達が助けてくれた。(本当にありがとう。TAK!!)
ある日、私が先生の前で大号泣している日。
先生は私のことを慰めるために
「Can l hug you?」
ハグしても良い?って聞いてくれた。デンマークでは人を慰めるためにハグすることが多いのだけど、
私はその先生の一言に違和感を感じた。
なぜなら、デンマーク人の他の生徒が泣いている時にフハグいしても良い?って聞いている場面に遭遇したことがなかったから。
つまりデンマーク人が泣いている時は、その一言なしであたりまえのようにハグをして慰めてくれる。
私は、アジア人だから先生のその一言は、そのアジアのカルチャーを尊重してくれた一言だった。
でも、その時の私は、
『なんでデンマーク人と同じように接してくれないのか』
ということで頭がいっぱいだった。
平等でもないし、公平でもない。
少しずれているかもしれないが、
この出来事をきっかけにデンマーク留学では
【平等と公平】について自然と考えるようになった。
以下の写真は平等と公平を表すのに良く使われる写真である。
左が平等、右が公平を表している。
絵をみたら良く分かるが、
同じ扱いを受けるのが平等。
例えば、同じ量の食糧、お金がもらえる。
スタート地点を一致させることが公平。
皆は、平等の世界か公平な社会、どっちの世界で生きたいですか?
私はすべての世界で公平は求めませんがある程度の範囲で世界は公平であるべきだと感じた。
例えば、上記の『平等』の絵でいうと、同じ金額払っているのに野球の試合が見られないのは本当に資本主義のエゴだと思う。
本当に自分がマイノリティーになる状況に置かれて、初めて感じ、考えることが出来た。だからこそ、社会的弱者に優しい、公平な社会を目指したいと思った。
平等になるような世界を目指していると、公平になる世界は来ないのだと。
どんだけ、お金、最低限の生活が必要でも、公平な社会を目指さない限り、公平な社会にはならない。
お金持ちも、貧乏も、特権がある人もない人もが公平になる社会は資本主義の社会の中では、ましては社会主義の世界の中でも難しいのだと、デンマークの小さな体験から感じた。
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