詩みたいな【正解】#青ブラ文学部
山根あきらさんの企画「答え合わせ」「眠り薬」に参加します。
【正解】
正解があって成立するのが答え合わせ。
でも、そもそも正解なんてある?
子どもの頃には、正解は必ずあるものだと信じていた。
学校でテストを受ければ、正解なら〇、不正解なら×を付けられたから。
問題には、いつも正しい答えが存在すると思っていた。
でも大人になると、正解がないことの方が多くて面食らった。
どちらが正しいの?わたし?あなた?
それともどちらも間違ってるの?
「正解はないけどね」
意見の締め括りには、こんな科白を付けるようになった。
一種の責任回避のようでもあるけれど、そうとしか言えない。
正解はない。ゆえに答え合わせなど不可能。
人生は選択の連続。
選択してきたことが正解だったのかどうか
生きている間にはわからない。
だって人生はオセロの駒みたいにクルクルと転回する。
正しいとされていたことも簡単に覆る。
なにが正しかったのだろう…
「わからない」
いつか天に召されたら
神さまが答え合わせをしてくれるとして。
その時、神さまはこう言ってくれないだろうか。
「あなたの経験が全部、正解なんですよ」
もしそうなら、私は安心して
眠り薬なんか使わず、枕を高くして眠れるだろう。
おわり
(2024/2/8 作)
…個人的には眠り薬を使ったことは人生で一度もありません。
ふぃっくしょんです。
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