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きっと助かる

昔、渋谷の羽冨(いつも丸亀製麺でうどんと天ぷらを食べた後にここに行き珈琲を飲むのがお決まりのパターン)でお茶をしているときにもえみさんから聞いた話。

「小さい頃から見えていたけど、小学生くらいの時にそれは他の子たちには見えていないということに気付いた。そしてそれは『普通』の事じゃないから、ある時から見ないようにしていた。」


一番最初にもえみさんのこのおばけの漫画を読んだ時「これってほとんどもえみさんの実話じゃん!」と思った。(その後本人に聞いてみると「実話7割」と言われた)2年程前にコミティアで販売されたその漫画が、今彼女のnoteで無料公開されている。「noteと漫画の相性って良いんだな〜」と初めて思った出来事でもあった。(厳密に言うと「noteともえみさんの漫画の相性」かもしれない)

私にはこの漫画に出てくるおばけのようなイマジナリーフレンドが今も昔もいないため、この女の子のことが少し羨ましい。もしかしたらいるのかもしれないけど、私はきっと一生気づくことができないと思う。

作品を作るということはいいことだなと思う。自分にしか見えていないことをみんなの目に見える形にして、インターネットの海にのせれば世界中に届けられる。そして「自分だけじゃなかった」と思う人の元に届くかもしれない。それは同時に作者自身にも言えることで、私はその瞬間のために作品を作っている。と言っても過言ではない。もえみさんはどうかはわからないけど、少なくとも私はそうで、この漫画を読んで改めてその事を思った。だから、作品を作って発表するって良いことだと私は思う。自分にとっての当たり前は他人にとっての当たり前じゃないし、「こんな思いをするのは自分だけ」だと思っていたことは、決してそうじゃないかもしれない。


というわけで、もえみさんのこの漫画をいろんな人に読んでもらいたいがための紹介記事でした。(以下に元記事のリンク&彼女のツイッターに投稿されたおばけたちを貼っておきます。)ちなみにもえみさんは壁新聞によく出てきていた「もえみさん」と同一人物です。(当時なかなか手に入らなかったニンテンドースイッチを毎日血眼で探している、と私が話すと「なんか燃えてきた」という不穏な一言を残してその数日後に本当に軽々ニンテンドースイッチを手に入れてきてくれた友達。)





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