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[56/1000]現実と向き合った先にあるGIFT

56日目

今日は娘のピアノの発表会がありました。いやー、発表会、やっと無事に終わってホッとしています。
娘はピアノは好きで続けているものの、部活で忙しかったり、練習嫌いなのもあってなかなか日々の積み重ねができず、本当に発表会出る気あるのか!?本当にピアノ好きなのか!?と思ったり、そんなに練習嫌ならピアノなんてやめちまえ!と何度思ったことか・・・笑

それでも後半戦はなんとか1日1回はピアノを弾くようになり、これまでは言ってもやらなかったのが、一言「ピアノ今弾いておけば?」とか優しく声をかけると「そうだねー」と素直にピアノに向かうように・・・そして、ラストスパートでなんとか仕上げられ、今日の本番も一番いい感じで弾けてあぁ良かった、というゴールを迎えられました。

終わり良ければすべて良しで、終わってしまえばこれまで色々ぶつかったことや葛藤なんかもなんだかチャラになってしまうような、細く長く続けていて良かったなぁとこれまでのことをむしろポジティブに捉えられていたりとか、毎回不思議現象が起こるのですが、まだ彼女はピアノを続けるのかなー?

それはそうと、ピアノの先生が今日の司会で話していた言葉がとても印象的でした。

「ピアノって、この曲はこれで完成!とか、もうこれで弾けるようになったから終わり、ということがないんですよね。弾けるようになったら、その先にまた新たな挑戦がある。見えてくるんです。もっとこう弾いてみようとか、表現をどうしようとか、永遠に続くんです。」

本当にピアノと向き合って、日々自分の腕や表現を磨いて、悩んで、積み上げて広げて、愛してきた人のこの言葉の深みにとても感動しました。
この先生が言うから本当に響いた。
娘の発表より、この先生に教えてもらっているんだと思うとこっちの感動の方が大きくて、それで涙が出てきたりして・・・

それはこの言葉だけではなくて、日々、娘に対してピアノを嫌いにならないように、楽しく無理なく続けられるように、試行錯誤しながら、やる気になるような声かけをしてくれたり、励ましてくれたり、絶妙なタイミングでお尻を叩いてくれたりと、気を長く持っていてくれている先生の姿勢や、親の私へも私が疲れないように明るい声かけをしてくれるその安心感などこれまで先生が見せてくれていたもの全てが本当にありがたく、美しくて、それで涙が溢れたんだと思います。

ピアノの練習は好きじゃないけどピアノが好きでやめたくなくて、発表会も出たい、と言う娘のその理由がここにありました。

先生はとことんピアノを愛しているから、生徒にもピアノを愛してほしい、嫌いになって欲しくない、楽しんで続けてほしい、そういう純粋な想いでそのためだけに向き合って伝えてくれているんですよね。だから伝わる。

こんなに素敵な先生から習えている幸福。
私もこの先生にピアノを習いたかったなー。


これまでは、月謝に対してこれだけの進歩!?勿体無い・・・
と思って、練習しないならやめればいいのに!としか思えていなかったんですよね・・・

でも今年は、娘以外の発表者の演奏を聞いていて、去年までと今年の感じ方や見えるものが違っていることに気づき、私自身も変化していることに気づきました。

去年までは自分の娘以外の演奏はほぼ興味がなかったというか、この子は何年生でこのレベルの曲か、とか、この子は上手だとか下手だとか、難しい曲を弾いてるなぁとか、そう言う表面的な見方や感じ方をしてたんですよね。

(あ、うちのピアノ教室って、コンクールに出たりとか、めちゃくちゃ上を目指している子が通うような教室ではなくて、むしろそう言う子は全く居ない小さな教室です。だから、うわー上手!って感動するようなことはほとんどありません。私の子供の頃の方がレベルだけで言うと上でした。そんな感じなので、どうしても比べてしまうのもあるんですよね。私がその年齢の頃はもっと上のを弾けてたわ、と。)

でも今年は、上手下手は人それぞれ勿論あるけれど、それより深い部分例えば、この子は中学生できっと勉強とかも忙しいだろうにピアノを続けて頑張ってるんだなぁとその子の背景を慮ったり、つまずいても頑張って弾いてる姿を見て頑張れ!って心の中で応援したり、その子がどう表現しようとしているのかがわかったり、表面よりもう少し奥の部分で感じ取ることができていたんです。
それが自分でも印象的で、あー見方や視座が以前変わってるなぁ、と気づくことができました。

その変化は多分、今年に入ってから子供の部活動が急にスタートし、部活や習い事などの活動と生活の両立、また、本音と建前をどう折り合いをつけていくかなど、本当に色々と悩んだり向き合ってきたからこそ見えるようになってきたのではないかな。と思います。


長い間、私は割と泥臭い努力や深い人間関係、現実と向き合うことを避けてきていたと思います。波風立たず、平和に過ごせていたらそれでいいじゃない、と。
でもそういったことを子供を通して少しずつでもやらなきゃいけなくなって、めんどくさいし苦手だし嫌だったんだけど、下手くそながらも向き合ってぶつかってきたからこそ今回のように見えることも深くなり、増えていったのではないかと思います。

今回のこの気づきにより、これからは積極的に現実と向き合っていけそうです。
現実と向き合い、人間関係と向き合い、悩んで、苦しんでも、それによって自分の世界を広げたり現実を変化させていくことができる!そういう喜びがある!だからそれに向かって頑張れる☆
そんな気がしてきました。

ずっと、自分と向き合うことこそが大事だと思ってきたけど、現実と向き合うことも同じくらい大事。

冬至の翌日にこんな素敵な気づきが与えられ、とても幸せを感じています✨

❤️  🧡  💛  💚  🩵  💙  💜
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KIKI
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