モトカレ(高校編)
はじめてきちんとすきになった人は、
中学の同級生。
彼は水泳部、わたしは剣道部。
わたしが女子高、彼が男子高に進学して
友人関係が続いてたけど、
高校3年生の時に付き合い始めた。
毎日のように電話をしていたわたしたち。
どちらも告白できず、話の流れで
「じゃあ、付き合う?笑」と電話で彼が言ったのがはじまり。
うれしかったなぁ。
日記兼手帳にめっちゃシール貼って喜んでた😊
朝通学前に図書館の前で待ち合わせをして
ほんの少しだけ話したり、
本を借りたり、
当時彼のお母さんが借りていた秘密マンション
(なんだったんだろう、謎)
で勉強したり、くだらないな話をしたり。
お互いの学祭に行ったり、カラオケをしたり。
花火大会にも行ったなぁ🎆
目指していたのが同じ大学だったから、
それはそれは勉強も頑張った。
なのにある日、いつものように電話していると
彼はこう言った。
「やっぱり、大学受かるまで会うのやめよう」
え??なんでなんでなんで?
なんでなん?(デジャヴ笑)
今思えば彼は、男の子的な性欲と闘っていたのだろうと理解できる。
集中できなかったんだろう。笑
でも当時のわたしはそれがわかんなくて、
なんでなんでと思いつつ、子どもながらに
離れていく人の気持ちは受け入れなきゃと感じてお別れした。
✴︎ ✴︎ ✴︎
それから間も無く、2人は同じ大学に合格。
久しぶりに連絡して、
「またもとに戻れる?」と聞くと、彼は
「いや、もういんじゃね?」と答えた。
その後わたしが恋愛で引きずったのはこの彼ひとり。
大学入学後、すぐほかの彼氏を作った私の周りで、この元カレは
「あれ、オレの元カノ」と吹聴していた。
ざっけんな、バーーーーカ!!!
と思いつつ、
急にふられることもあるのだということを、
この彼とのつきあいで学んだ。
それと当時のわたしは愛情表現が下手すぎて、
不服を怒りのパワーに変えてぶつけることが多かった。
「すきならこうしてくれるでしょ」
の押し付けもあったと思う。
その後この元カレとは友人関係にもどりつつ、
何度か手を出されそうになったこともある。
でもそんな簡単に体を許しちゃうと、
あんなに好きだった当時の自分があまりにも不憫で、何度もかわしてきた。
でもその後も何年も夢に見るほど、
本当はだいすきだった。
✴︎ ✴︎ ✴︎
先日その彼から、
友人に女の子を紹介してほしいとLINEが来た。
のくせに相変わらずの、塩対応。
なんでそっちが頼んでるのに上からなん。
えらっそーーーに。
でもまあ、その元カレもその後結婚して幸せそうだし、
わたしも元カレに今や1ミリも未練はない。
「うまいとこ予約して、もちろんキミが。」
とこっちも塩対応にして、
来月わたしの飲み友を連れていくことにした。
✴︎ ✴︎ ✴︎
この元カレと推しくんは、
わたしに対する愛情表現が塩すぎるところが
酷似している。
当時わたしのどんなところが好きだったのか、
どのくらい好きだったのか、
なんであんな愛情表現してくれなかったのか、
推しくんに聞けないことをいつか聞いてみたい。
まあ、その席では聞けないだろうけど。。。
そんな当時うまくできなかった想いも含めて、
推しくんへの愛情表現は惜しみなくしようと
決めているわたしです。
あっ、推しくんへの気持ちで終わってしまった。
まいっか。笑