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『黒い花の屍櫃・1』はこちらから 8 五日後の火曜日午前…
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『黒い花の屍櫃・1』はこちらから 3 翌火曜日に出社すると、徹夜で入稿…
『黒い花の屍櫃・1』はこちらから 2 翌月曜日。赤石はスチールデスクの前に座り、ボールペンを顎に押し当てている。昨夜梶木から聞いたことを赤石に報告したところだった。 「正木希美が正木耕助を殺したんだろ。近くの樹林にでも埋めたんだよ。娘はそれを知って悪魔に取り憑かれたんだ」 「有紗ちゃんが悪魔の力を借りて父親を殺した可能性もあります」 桐生はデスクの前に立ち、手帳に視線を落とした。大籠で会った神父が語ったことを思い返す。父親を殺したのは悪魔
『黒い花の屍櫃・1』はこちらから 第四章 一粒の砂 1 少女は悪…
『黒い花の屍櫃・1』はこちらから 5 フロントガラスにぽつぽつと雨が…
『黒い花の屍櫃・1』はこちらから 4 翌土曜日。正木希美の義姉…
『黒い花の屍櫃・1』はこちらから 3 青梅署へ向かう途中、梶木が…
『黒い花の屍櫃・1』はこちらから 2 正木希美は『sorbet』の会員だっ…
『黒い花の屍櫃・1』はこちらから 第三章 瀆聖 1 黒い石に…
『黒い花の屍櫃・1』はこちらから 6 翌木曜日は朝から雨が降っていた。桐生は盛岡行きの新幹線やまびこに乗っていた。三人掛けのシートで、通路側に武藤、窓側には久利生が座っている。 久利生は生前の正木有紗に会っていた。正木耕助はまだ事故に遭う前で、木彫り店は繁盛していた。日曜日や連休には、観光客向けの体験工房を開いていたという。 正木親子との接触が、今回久利生が悪魔に取り憑かれたことと関係しているのだろうか。それを調べるために大籠にある集落に行こうと