リモートワークとお散歩と「いつも」

サザエさんの街に来た。
何度か来たことがあるけれど、いまだ「長谷川町子美術館」には行ったことがない。
去年リニューアルされたらしいので、近々行ってみたいとおもってる。
美味しいチーズケーキやら、ピザに、焼肉、焼き鳥屋…いろいろ美味しいお店があるって聞いてるけれど、まだどのお店にも行っていない。
そして、今日もそれが目当てではないのだ。

緊急事態宣言はまだ延長しそうだ。また増えてきている。実は、宣言下は、同居家族以外との会食も禁止されている。
一人暮らしでなくて本当によかった。一人暮らしであったなら、この長い期間、真面目にこのルールを守る場合、常にご飯を1人で食べねばならないのだ。（割とちゃんと守る派です。）リモートワークだし、孤独感がかなり募ると思う。
もともとおひとり様好きなので困りはしないけど、人とご飯に行くのも好きだから、「禁止」「自粛」させられると、孤独感や飢餓感がかなり募る。困惑はするのだな。

「会食」は禁止されてるけど、デートとか、友達と遊ぶとか、みんなどうしているんだろうか？わたしの場合、友達少ないから困ってないけども…。それに数少ない友達も同じような状況だから、大手を振って遊べないってのもあるしね。

リモートワークメインだから一歩も家から出ない日もある。理由をつけて出ないと、部屋とリビングとトイレの間でしか動かない。
だから、何か理由をつけて、一駅分歩いて買い物をしていたりもする。
少しずつ、リモートではなく、顔を合わせての仕事も増えてきて、人に会えること、人とお話しできることに喜びを感じてる。
いつもとは違うメンバーとの仕事は新鮮で、先輩方のお話は刺激的で、これも一つの幸せだと噛み締めている。
「いつも」には戻りきってはいないけど、「いつも」に戻ろうとしている。
宣言が明けても、「いつも」に簡単には戻らず、自粛を続ける部分もあるだろうけど、
「いつも」に戻って良いとなったら、リバウンド的にめちゃくちゃ飲んで、食べてするんだろうな…太るな…。その時のために、今のうちに痩せておかないといけないかもしれないよな…。
でも、あまりにも飲み歩いてなさすぎて、お酒、弱くなってそうだな。胃も生物に弱くなっているかもしれない…
でもでも、お腹を下したり、吐きながら帰るかもしれない夜や、終電を逃してのタクシーも、なんだかいまから楽しみだ。

そんな今日は、久々のお休み。

目的なくお散歩するために。ただ歩く。喉が渇いたら何かを買い、お腹が空いたら何かを買い。飽きたら家に帰る。そんなお散歩。
サザエさんの街に来たのは、一昨年ぶりみたい。

お散歩の最初お供をどうしようか悩んだ。久々にスタバのアフォガードフラペチーノが飲みたくて、駅前にスタバがある駅にした。
新しいタンブラーが欲しくて探していると、店員さんが声をかけてくれた。とっても優しい店員さんで、大きい買い物をするならここで買いたいなって、TOHOシネマズみたいに店員さんの名前を書くアンケートがあったら書きたくなっちゃうくらい素敵な接客をしてもらった。
調子に乗ってベンティサイズを持ってお散歩をスタートした。

ここからたくさん歩いて、何駅分もてくてくして、また違う電車に乗る。
目的のない散歩だ。美術館にも行かないし、目的のある買い物もない。ただ、てくてく歩く。ひとり、何かを考えたりたまにはこんな時間がわたしには必要なのです。

店員さんの優しさに、いい散歩になりそうだな。
って確信に近いものを感じた。

バナナ楽しみだなぁー