〈会津若松への旅2024〉プロローグ〜ドキドキな土器に逢いたくて♪ドライブ旅は突然に〜福島県立博物館 企画展「縄文DX」
7月6日から9月1日まで
会津若松市の福島県立博物館で開催されている
企画展「縄文DXー会津・法正尻遺跡と交流の千年紀ー」
縄文中期とみられる集落から大量の土器が発掘された磐梯町・猪苗代町の法正尻遺跡から出土した土器を中心に、東北南部の大木式(だいぎしき)土器、新潟の火焔型土器のほか、各地区の多数展示され、国宝土偶2体もやってくる!
と聞いては、縄文好きとしては行くしかありません!
というわけで
学芸課長の高橋満さんの講演会「土器に宿る-縄文中期・ふくしまの人体文」に合わせ、13 日(土)、縄文土器に会いに行ってきました。
電車で行く予定が、突然ドライブ旅に!
今回も電車旅の予定でしたが、なんと急遽ドライブ旅となりました。
当日わたしは、午前中のうちに隣の須賀川市で済ませなくてはならない用事があったため、知り合いに車で送ってもらう予定でした。
知り合いがかるーく、「用事を済ませたら、(磐越西線の)喜久田まで送りますよ♪」と言ってくれたので、「おお、ありがたい!」と思ったのですが…
ところが当日になり、彼に急用発生!
須賀川市での用事を済ませるのが予定より遅くなってしまい、今から出発したのでは、県立博物館での講演に間に合わない時間になってしまったのでした。
「仕方ないや…」と半分あきらめていたとき、彼が突然ひらめいたのでした。
「今、須賀川で作業してる同僚の車で行けばいいんじゃない?」
ということになり、早速同僚に連絡。彼女の作業終了後、彼女が使っていた車を使い、会津若松まで行くことになったのでした(ちなみに同僚は、知り合いが車で郡山まで送りました)
なんだかバタバタ💦
だけど、旅にトラブルはつきもの(だと思っています)
これはこれで楽しい♪
前回の電車旅では見られなかった猪苗代湖を左に見ながら(視線はもちろん前方だけど)、会津若松までドライブ。気持ちよかったです。
しかし、国道49号を走っていたら、強清水(こわしみず)あたりでGoogleマップから「この先左折してください」と指示が…。
これは沓掛(くつかけ)峠を通り、白河街道を使い、白虎隊自刃の地として有名な飯盛山(いいもりやま)あたりに出るルート。確かに会津若松市街地を走る国道49号は混んでいる。県立博物館に行くために通る飯盛山あたりもだいたい混んでいる。
白河街道が飯盛山へ向かう抜け道なのは知っていた。
まあまあな山道だけど、楽しいのは確か。
だから、まあいっかーとGoogleマップの指示に従い、左折しました。
しかし、白河街道はまあまあの山道の上、「こんなにカーブ続きでしたっけ?」というくらいカーブの連続。
これはもしや、ひさしぶりの遠出ドライブをわたしに満喫させようという、Googleマップの粋なはからいなのか?(そんな機能いらないよー)
慌てつつも、なんとか県立博物館に到着!
本当にお久しぶり。なんとなく、懐かしい感じです。
講演会も少々はじまりの時間を過ぎてしまいましたが、無事拝聴することができました。
マニアでなくても楽しめる縄文土器と土偶
学芸課長の高橋満さんの「土器に宿るー縄文中期ーふくしまの人体文」は大変楽しい内容でした。
土器のカタチや文様を見ただけで「○○式土器」とわかるマニアも、縄文土器や土偶に萌える縄文女子も、わたしのように単純に「土器にドキドキ♪好奇心(難しいことは分かりません!)」という人も、楽しめる内容でした。
ただ残念ながら、インプットされた情報量が多過ぎて、わたしの脳細胞に定着しておらず……残念ではありますが、ここでのアウトプットは断念いたしましたm(_ _)m
縄文時代の勉強をはじめてから約6年が経ちますが、わたし、いまだに火焔型土器(北陸地方の馬高式土器の一形態)以外の土器の判別がつきません💦
(大木式の一部は、なんとなくわかってきたかも?)
企画展などで、年配の方々が展示された土器を見ながら、「ほう、これは北陸地方の土器ですね」「こちらは遠賀川の影響がありますね」などと、当たり前のようにお話されているのを聞いて、「な、なんでわかるの⁉︎」と驚くばかり。
企画展の「縄文DX」のDXは、「デラックス」のDX。
また、「D=大木式+X=なにかを掛け合わせたハイブリッドな土器」という意味も込められているそう。
確かに今回の展示は、「デラックス」で「デコ」な土器が多く、見応えがありました。縄文土器や土偶は、考古学に詳しい人でなくても、難しいことを知らなくても、純粋にアートとして「かわいい♪」「おもしろい!」と楽しめるのではないでしょうか。
ご興味のある方は、この夏、ぜひ福島県立博物館へお出かけください♪
福島県立博物館の公式サイトはコチラ↓
次回はドキドキな土器コレクション♪(ありがちな表現💦)をお送りします♪