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おしっこ
君のよびかけで朝が目覚める
よびかけは他の誰にもみえない
よびかけは他の誰にもきこえない
それはこのからだの芯に感じる信号
よびかけがあれば
私はひとりで行かねばならない
晩餐が華々しいものであったとしても
代行は頼めない
君との逢瀬を
ひとりで
無防備で
這いつくばって
身動きせず
最後まで
むかえねばならない
ひとりで丸腰であらねばならぬということそれ自体が
私をよんでいる
でも眠りが足りない私は
君が描いてくれた大陸の地図の真ん中で
びしょ濡れになって
浮かんでいたいのだ
君の湖のなかを