不安な子どもには笑顔より「笑声」

この時期の保育雑誌を見ると

新年度の乗り越え方についてポイントが書かれています。




その中で「笑顔」という言葉をよく見ます。

笑顔大切ですよねー。

保護者には特に笑顔が大切ですね。

眉間にシワの寄った先生や

不安そうで眉毛が下がってる先生だと

「大事な我が子を預けて大丈夫だろうか」

と心配になりますもんね。





保育室の中でも

泣いてる子どもたちにも「笑顔」

だって雑誌にそう書いてあるもの!

真面目な方ほどマニュアルに忠実に笑顔貼り付けて

保育士しているのではないでしょうか。

(言い方に癖があってすみません!)




私も雑誌の言葉を見て

「よし、笑顔を意識していこう」

と思って子どもたちに満面の笑みを

…と言ってもマスクの下でですが

目尻は極限まで下げて鶴瓶さんを意識して

笑顔で保育していました。





でも、子どもって

泣いてますし

こちらが笑顔を向けても「安心」はしません。

むしろ

「何!?この人

こっちは悲しんでるのに笑ってるの!?

信じられない!!!!」

と言われているような気になりました。





自分が子どもだったらと思うと

自分が悲しくて泣いてるのに

笑顔振りまいてきたら

イラッとします。





怖い顔をする保育士はもちろんいないと思うのですが

(真顔が怖めな人は鶴瓶さんを意識して下さい)

満面の笑顔も考えものだなと感じました。





じゃあ、どんな顔してたらいいのよ!!!

それは、顔というより「声」がポイント。

「笑声」

こんな言葉ないかと思いますし

なんて読んだらいいのか自分でもわかりませんが

「えごえ」?

「笑い声」とも違うんです。

明るくて軽い。そして安心感のある「笑声」

これを出すことが新年度は大切。





私はこの声を手に入れるのに

何年かかかりましたが

意識するとしないとでは大きく違います。

子どもの気持ちに入り込んで

子どもの気持ちを憑依させて

「あーーー悲しい!」

「早くママに会いたい」

「なんでここにいないといけないの!?」

そんな気持ちを全身で感じて、憑依させて

その気持ちにぴったりくるような声で

語りかけてみて下さい。





1回で子どもが振り向かないからって

「失敗だ」なんて思わないで。

しつこく何回もやると嫌がられますがw

ポイントは「子どもに憑依する」

つまり

子どもの気持ちを事細かく想像する

「想像力」が試されますよ。






さあさあ

インスピレーションの時間です!

明日は誰かひとりの子に憑依してみて下さい!



最後までお読み頂きありがとうございました。



※私の実践は

1歳児のクラスでの出来事です。

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