むず痒い政治のことを考える帰り道
※まず初めに、今回考えた作文では”政治の話”が出てくるし、とある選挙の立候補者の名前が出てきますが、特に応援しているとかではないし、宣伝のために書いているわけではないので悪しからず。好ましくないと思うなら申し訳ないです。
それでは本文
暑さがちょっとだけ和らいで、なんとなーくぶらっと友人のところに遊びに行ってみたら、何やらまた違う友達が来て「政治」も話を熱くしだした。僕はソーセージは好きだけど、政治に関してはめっきりよくわからない。
黙って聞いていると、何やら来年の市長選(?)に立候補するとかしないとか話しているのだが、それも良いのか悪いのかよくわからないので黙って聞いていた。こういう時の口は災いである。
だけど、そうやって横で聞いているとわからないなりになんとなくわかってきた事がある。真実かどうかはわからないけど。
・立候補して選挙するにはなんでも100万くらいかかるらしい
・特に今の人気だとか立場とか関係なく立候補できるだとか
・当選したらめちゃくちゃ忙しいらしい
・でも、今の仕事とかは特に辞めなくてもいいんだとか
本当かよって思うけど、横で聞いているとこれらの事が「へぇ、そうなのか」と思う事だった。
みんな偉いよね。
僕なんかさ、自分の事だってめんどくさがったりして変えられないでいるのに、この街を変えたいとか良くしていきたいとかって思っているんでしょ。本当にすごいよ。
週末はどこで何をしていようか、とか、ゴールデンウィークは休みだとか仕事だとか、明日は暑いんだって、いや寒いらしいよとか、雨が降るとかそうでないとか、そんな目の前の事しか見ていなくてね。
そんでもって新しい映画見たとか見てないとか、どこそこのカフェがオシャレだのそうでないだの、友人に彼氏ができただの、あの人は結婚したんだ子供ができたんだとか、そんなような事しか耳に入って来ない。
あとは中央線のどこかの中華屋さんの話とかかな。
それに本当どうでもいいけど。
最近思うのが、YouTubeのCMってうざいやつは消えたけど、なんだか数が増えたよなって事。5秒でスキップできるCMが2つ流れるなって思う。
ははは…。
自分で見ていて、すげーくだらない。
すげーくだらないかもしれないけど、そうやってなぁんにも政治の影響など受けていないような生活をしている人ってたくさんいるんだろうか。
いや、少なからず生活している僕らは政治に関与している。
缶ジュース一本買うのだって消費税が含まれているし、マスクを毎日する理由も政府からのお願いだったりする。
スーパーでビニール袋がもらえなくなったのもそれだ。
いろんなところで不自由に感じている事だったり、めんどくさいと思っている事が意外にも政府の決定に黙って従っている事だったりもするんだな。
※以下、政治家の話が出てきます。
出かけた先で山本太郎さんが演説していた。
消費税を無くそうぜっていうことを話していて、ふと考えさせられた。
消費税10パーセントを毎回毎回何も考えず黙って支払っているけど、たとえば毎月10万円の買い物するんだとしたら、その10パーセントである10000円は消費税として国に支払っていることになる。これってすげーことなのな。
ケータイ代を削って、やれ3000円とか4000円支払っているって人がいる。仮に4000円だとして、あと6000円は何に使おうかな。
今はだいたい動画の配信サービスはひとつの配信サービスを契約するのに1000円くらいかかる。それらの配信サービスを6つも契約できるのである。お盆休みと年末年始は忙しくなるね。
月に10000円あればキャンプもできるし、キャンプ道具も揃える事ができる。
野球のグローブやスニーカー、服、あとは里帰りの旅費…とか。
そういうところに使えるはずのお金が全てどこかに消えてしまっているのだ。
どこかで益になっているとはいえ、なんともむず痒い。
そう、なんともむず痒い貧しさが僕らに降りかかっているなぁと感じた帰り道だった。