見出し画像

人のものを壊すのは器物損壊罪になりますけど!

警察を呼んだ話。


うちは某コープの配達にお世話になっている。
よく玄関先に発泡スチロールの箱が積み重なっているアレだ。

つい先日から契約させてもらって、記念すべき第1回目の配達が来たところだ。


中身を回収して、そのまま置いておく。邪魔くさいけど、まぁ仕方ないかな。
自分が邪魔くさいと思っているなら、他にも邪魔だと思っている人がいくらかいるに違いない。(たぶん…)

ウチの場合。
注文して持ってきてもらったら基本的にそのままで、次の週にまた持ってきた時に回収するようである。それで新しく持ってきたものと交換する。というシステムになっているようだ。

つまり。
これって入れ替える事はするけど、基本的にココ(玄関)に置きっぱなしなわけか…。
という事はこれって“定期管理されるインテリア”を買っているようなもんである。
契約して何かを注文している限りは玄関先に置かなきゃいけないんでしょ。
はっきり言うと邪魔だよねぇ。



ウチの家はちょっとだけ特殊だ。僕の部屋はビルの一室になっていてそのビルの作りも、ちょっと特殊な感じになっている。
地下1階から2階までが飲食店になっていて、2階から上つまり3階より上は住居になっているのだ。
その2階に大きな扉があり、そこの鍵をガチャリと閉めてしまえばそこから上はもう行けなくなる。つまり2階から上は言うなれば貸し切り状態な訳である。

ビルの3階から上が一軒家になっていると思えばわかりやすいと思うんだ。
某コープの箱は2階の扉前でないと配達ができないということになるが、言ってみればそこは厳密に言えば2階の飲食店の入り口にそれを置いてしまうことにもなるわけである。そう思うと邪魔だよね。
いきなり店の前に仕入れに使うような発泡スチロールが置きっぱなしになっていて、しかも自分じゃ処分のしようがないなんて困るわけよ。



そして…。
朝起きて階段下まで行ってみると、事件は起きていた。
発泡スチロールの箱がボッコボコに壊れているじゃあないか。

ちょっと待て。
発砲スチロールの箱は使い捨てじゃねーんだぞ!次も使えるんだよ!

ん?そういう話じゃないって?
そだよね。


そう、発泡スチロールをボッコボコにしたのはウチの人間ではない。
ボッコボコにされたその前日に僕が帰宅したのは深夜12時半を回ったところだと思う。その時は正常で、キレイに置かれていたのだ。
発見したのは朝の9時半ごろかな。つまり夜12時半〜9時半までが犯行時刻になる。その間に誰かがボコボコにしたというわけである。あーあ。

ちなみに2階のお店は「BAR」。意外と夜遅くまで空いている。そう、僕が帰宅した頃にも営業していたし僕が寝静まる頃にも営業していた。
そして僕らの目が覚めるちょっと前くらいに店長は帰宅するんだろうかね。
その時間、BARに集まっていた人間が実に怪しい…。
(人は疑っちゃいけないよ。)

つまり、そんな夜中に誰がそんなことするんだろうか?って思うけど、犯行に及ぶ時間帯も営業しているし意外にも「動機」もしっかりとあるわけだ。
それに僕が推測するに、もしも酔っぱらったお客さんがそうしたとしたらどうするよ?
僕なら、そのままにしておかないでちょっと片付けてから、「ごめんなさい、お客さんが酔って蹴飛ばしてしまいました。」とでも書いて、電話番号も書いておくかもしれない。(口ではなんとでも言えるけど)
そんなことにもなっていないし、しかも発泡スチロールは相当故意にボコボコにしない限りはあんな感じで壊れたりはしない。

僕が見た限りだが。
発泡スチロールは粉々に砕けでいたから、単に蹴飛ばしただけじゃそうはならなくて、相当に暴れないとそんな風に粉々に砕けたりはしないだろう。

じゃあ想像してみてよ。
もしも店の営業中に自分ところのお客さんが店先でひとり暴れていたらどうするよ?
まずは一声かけるだろうね。「どうしましたかー?」とね。
それから「その箱、ウチのじゃないけど、そんなにされたら困るんですが…」なんて言うかもしれないね。

粉々にされた箱は“そのまま”にされていた。バラバラにされた後、放置したのである。
まだ隠蔽工作でもしてくれたらよかったのに。掃除するのはこっちなんだからさ。

そのままにされていたという事は、営業後の犯行だな。
午前3時か4時か、それくらいかな。


こんな階段の上に午前3時4時に人が来るかと言ったらそんな事はまずない。まだ暗い時間だし、わざわざスチロールさんを粉々にするために階段を登ってくるなんてこともあり得る話ではない。

そうなるとちょっと考えたらわかるように、犯人はBARの店主の可能性が高い。ただ、証拠はないので断定はできないが。




でも、どう考えたって気色悪いじゃない。
夜中に発泡スチロールをぐしゃぐしゃに殺されてみなさいよ。
たとえウチのものじゃなくってもだよ、

ウチの前まで来るのにわざわざ階段を登ってきてだ、憂さ晴らしにと置いてあった発泡スチロールさんをガシガシ蹴飛ばして破壊行為されちゃあ、こちとら怖くて帰って来られないざんす!


ということで、警察屋さんを呼ばせていただいて、こっちじゃどうにもならんから「見回り強化お願いちゃんね」と言っておいたよ。という話だ。

いいなと思ったら応援しよう!

二ノ宮金三郎
気軽に読んでいただきたいので、ひとつひとつの記事に値段は付ていません。靴磨きや仕事のお手伝いなどを投げ銭でやってみると、様々な方が僕の仕事にいろいろな価値をつけて下さってすごく助かります。僕の記事にもあなたの価値をつけていただけると嬉しいです。