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物の大切さ

東京はいろんな物が溢れていますね。

そう、いろんな物が溢れていて困っちゃうくらいなんですけど、便利だとか便利でないとか、そんなことはお構いなしにたくさんたくさん物を作りまくる!
いや、だけどもこうも物が溢れていて、あっちのがいいこっちのはよくないと優劣を付けられると、やっぱりなりますわね。


「あのひとのはあんまり良くないの、うちのがいいやつなの」


なぁーんて。

僕は高級な物を使おうがチープな物を使おうが、「そりゃあ好みだろうよ」と思いますけど、それに関して競ってくるひとだったりがいますよね。鬱陶しいな!あっちへ行っていい物可愛がってな!
なんて思いますけど、そんな僕だってやはり欲しいものを買う時にはいかにしていい物を買おうかと考えるものです。

そんな、自分が使うものをテキトーに選んでテキトーな物を買ったりしませんよね。



いやしかし、仕事に関してはどうでしょうかね?

僕の職場には仕事道具にあんまりお金を使いたがらないひとがたくさんです。
みんなけっこう靴に穴が空いていたって平気で働いています。

その辺の価値観も独特なものがありますけど、だけど一日に使っている時間が多いなら、接している時間が多いと思うならちょっとくらいそこに気を使ったっていいような気がしますよね。


僕の場合も、最初はテキトーに選んだ靴を履いていて「なんだか最近疲れやすいなぁ」と感じたので気づきましたし、昔働いていた土木関係の仕事では親方が道具を大切にするひとだったので、そういう気持ちが僕にも移っていて「道具は大切にしなきゃ」という気持ちでいつもいますし、“その道具のその効果が存分に発揮できる状況で使ってあげたい”と、いつもだいたい思っています。


道具に対して気を使うところが違うと、ずいぶん仕事とはやりやすくもやりにくくもなったりするものなんですよね。
たとえば、僕が居酒屋で働いていた時に、大学生がエプロンの上に被さるようにしてシャツを着ていました。
僕はそれ、「働きにくいからちゃんとシャツを中に入れなよ」と言うんですが、「いえ、別に働きにくくないですよ!」と言うんですよね…。

いやいや、エプロンって“汚れてもいい道具”なんだから、汚れてもいい状況で使わないと意味がないし、自分が汚れてしまったらそれこそエプロンをしている意味そのものがおかしいです。
だけど学生はそんなことお構いなしなんですよね。なんてことだ!

大学生からしたら、“シャツもその仕事用にしているから別にいい”と言って、すでに汚れてもいい状態なんだと言っていたんですが、僕からすると「じゃあエプロンをしていて働きにくいじゃない!」なんて思ってしまうんです。

大学生にとってはエプロンはユニフォームみたいなものなんですね。やれやれ、おもしろい。


仕事道具は大切に可愛がろうかな。



適材適所、これからの僕は。

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二ノ宮金三郎
気軽に読んでいただきたいので、ひとつひとつの記事に値段は付ていません。靴磨きや仕事のお手伝いなどを投げ銭でやってみると、様々な方が僕の仕事にいろいろな価値をつけて下さってすごく助かります。僕の記事にもあなたの価値をつけていただけると嬉しいです。