モテマガジンを書く
「モテる」とはいったいなんなのだろうか?
ひとはなぜ好かれて、そして嫌われてしまうのか?
普通に生活しているとなぜモテないのだろうか?
オタクはどうして気持ち悪がられてしまうのか?
好きになれないひとがいるっていったいどういう事?
そんな疑問が自分の中で横行していた。モヤモヤと頭の中を駆け巡って、緊急を要する考え事にすら邪魔をしてくる事があった。
そう。僕は、嫌われてしまう事が多かった。(のかもしれない…)
友達も少なかったし、いつもひとりで行動している事が多かったように感じる。
自分が好んで独りになろうと行動していたのかもしれないが、もしそうだったとするとそれも良くないと言えるだろう。
しかし、そういう事態がなぜ起こってしまうのかすらも解決できないままでいたのだ。
自分は自分なりに親切を表したり、誰かにプレゼントしたり、ご飯を奢ったりすることもあったのだが、その成果が今の周りに現れているかと考えるとそうでもない。その支払った犠牲(と考えると)の分が何か得られているかと考えると、単に自己満足でしかなかったと思う。そう考えると、好かれなかったのも理由がわかるような気がする。
自分が良かれと思ってやっていた、血肉を削って与えたものに反してひととは離れていくばかりで、そこにいったい何が、どんな現象が生じていてひとは離れていくのかがわからなかったのだ。
わからない事に関して、あれこれと自分の考えを無作為に試行したところで、何も変わりはしない。きちんと「こうだ」と言える知識を取り入れる必要があったのだ。
そうやって僕は、いわゆる「モテる本」をたくさん買って読んでみて、そして「実行」する事に決めた。
多少は勇気が必要だったものの、買って読んでみると驚いたことに、自分で良かれと思ってやっていたことのほとんど全てが、「異性から(またはひと全般から)は嫌われてしまう行動だった」ことが判明した。
それは正直ショックだったのだが不思議と落ち込むことはなかった。
その反面でこう思う。
変われるチャンスでしかない!
落ち込んでクヨクヨする暇があるなら、読んだことを実践して行動するのみだ。
何もしないでいたって、“どうせひとりだし”それなら変わろうとして一歩でも進む。完璧にこなすよりも、ひとつひとつの進歩を大事にする。そうしていると、そのうちそのうちなにかしらの変化があるだろう。と、そう思ったのだ。
もしも、「自分のことを好きになってくれるひとがこの世の中のどこかにいて、”そのひとに未だ出会えていないだけ”なんだ」と、思っているなら。
僕はそれでも間違ってはいないと思うが…どうだろうか。
うーん…たとえばそれはいやらしく考えると、「魚釣り」のように考えられるかもしれない。
もし、お目当ての魚がある程度大きいのに、小魚用のエサや釣り針で何も考えずにじっと待つなんて事をしていると、もしかしたら笑われてしまうかもしれない(そして釣れることはない)。釣っているポイントですら変えてみると、小さな魚があっさりと釣れたりもするものだ。しかしそれすらもやることはない。それは賢いやり方だとは言えないのではないだろうか?
何も釣れないで家に帰るほど虚しいものはない。
言うなればモテないというのは“収穫が無い”ことであって、お目当てのお魚以外のお魚ですら釣れない状況だったりもするわけで、何も釣れないまま日焼けだけして疲れて家に帰るだけの事に似ていると思った。これって何かに似ていると思ったら、毎日の仕事に似ているなと、そう感じた。毎日の仕事の帰路のような、そんな気持ちに近いのかなと思ったのだ。
“モテる”なんて言葉を使っていると、中には苦笑いをして見てくるようなひとだっているけど、そんなのは関係ない。要は自分の行動を「誰かの好むものにしたい」というだけだし、上辺だけの付き合いではなくて、本当の意味で誰かに信頼してもらえる「チャンス」なんだと思うのだ。
優しい“フリ”をして本当の自分ではない自分を好きになってもらうよりも、“本当の意味で優しくできるひと”を探したいだろう。
そこで、モテる本を読んで学んだ事をちょっとずつ記事にして、モテマガジンを作ろうと思ったという次第だ。
同じ思いをしているひとはたくさんいるだろう。モテないことで悩んでいるなら、ちょっとでもモテる方向に”自分を動かして”みるのも悪くないはずだ。
気軽に読んでいただきたいので、ひとつひとつの記事に値段は付ていません。靴磨きや仕事のお手伝いなどを投げ銭でやってみると、様々な方が僕の仕事にいろいろな価値をつけて下さってすごく助かります。僕の記事にもあなたの価値をつけていただけると嬉しいです。