何味のお餅が好き?
お餅の食べ方で好きなものはなんだろうか?
僕は小さい頃から母親が砂糖醤油で味付けをしていた事もあり、その味に慣れてはいるが、正直言うと苦手である。
砂糖を直接付けて食べるのもいいし、お出汁に入れてお雑煮みたいな食べ方をするのも好きではあるんだが、オトナになって「コレは!」と言えるような食べ方に遭遇した。
それが「辛味大根」である!
僕が食べさせていただいたその食べ方は、こうだ。
①まず大根をたらふくすりおろす。
②種を取り除いた唐辛子を細かく切る(薄い輪切りがいいかな)。
③すりおろした大根に混ぜ込む。
【コレが辛味大根である】
④焼いたお餅に辛味大根を好きなだけかけよう。
⑤お醤油か、ポン酢をかけて完成。
初めて食べた時は、お餅つきをしよう!と友人に声をかけたら、殊の外本格的なおじいさんとおばあさんが沸いて出てきて、本格的な道具でつきたてのお餅を作ってくれたのだった。
その時、隣の畑でズゴ!っとひっこ抜いた大根をすりおろして、その畑に実っていた唐辛子をおもむろに切り刻んで作ってくれた。
天然すぎるワイルドな辛味大根だったわけである。
コレにはまじで感動して、「辛いお餅って美味いんだ!」とびっくりしたのだった。
そりゃあ今まで甘いお餅しか食べてこなかったんだからその味は新鮮でしかないわけで。
ピリッとオトナな味になっているお餅もなかなかに美味しいものなんだなぁと思ったのだ。
新しい年になると新しいことにチャレンジする人が出てきたりすると思うが、新しい食べ物にチャレンジするのもまた大切なことだと思うのだ。
たとえば僕はファッションなんかも新しいものにして、今年はコレを取り入れよう!という「テーマ」みたいなものが自然と頭の中に湧いて出てきたりするのである。
そういうのって、実はもともと「嫌いだな」と思っていたものだったりするし、ひょっとするとちょっと勇気の必要な格好をすることになるのだが、テーマが決まっているならば仕方のないことなのだと割り切ってしまったらいいのだ。
「あんなのダセーよ」とか思う前にちょっと自分でもやってみると、なんとなくイメージが変わったりするだろうし、もしかしたら好きになる可能性も大いにあるのである。実際そうやって僕は好きなものを着々と増やしてきてはいるし、好きなファッションも増えつつある。
なるほど、寛容な人ってのは何でもかんでも自分でやっているような人なんだなって思う。
確かに、寛容さなんてものはふと自分の中に湧いてくるものではないわけよな。