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ゲームの旅路
仕事旅をしています。家は実質ありません。
ただ帰る場所が無いってだけで、住所は一応あって、友人の家にそれを置かせてもらっています。
そんな生活に憧れてか、それいーなぁとか言われることがありますけど、1箇所にとどまれない悩みにならないような悩みだってあるのです。
男はつらいよの寅さんも言っていました。
「そこが渡世人のつれぇところよ」
まさにそのセリフが痛いほどに当てはまります。オシャレはまず諦めなければいけませんし、節約は基本中の基本です。
たとえ服を買うにしても新品で買うのはまずありえません。
そういえば寅さんも背広一着とステテコに腹巻きしていました。
みっともないっちゃみっともないけど、私よりもマシかな背広着てるし…。
私は作業着にちょっと毛の生えたような格好をしています。
理由はいつでも働けるようにです。
ある程度身軽で、汚れても良くて、寒さにも暑さにも対応できて、奇抜でもなければ、地味でもない(いや、地味かな)格好です。でもワンポイントで個性を出すようにしています。
作業着でも、べつに「それ、作業着?」って言われた事はありません。どうやら馴染んではいるようですね。
服に関しても困ることはありませんね。
旅をする時にだいたいの人が困るのが、「娯楽」です(だと思います)。
私は特に遊ぶために旅をしているわけでもないし、暇があると困ってしまう人間でもないので特にそれに関して悩んだ記憶はございませんが、ある特定の場所で6人程で共同生活をしたときは、暇を持て余す人がいくらかいました。暇を持て余すと無駄なことをしだすんですよ、人間って(汗)。
そう思うと娯楽には困るだろうなという印象です。娯楽に困るという事は、無駄なことをひたすらしだすという事ですから笑。
それで、そういう人が何をしているのかというとだいたいはケータイのゲームをするか、誰か交際している相手とお話をするかくらいです。私は本を読むかお話をするのが好きなのでそうしますし、眠ければ早くに寝ます。
交際相手に連絡するのは普段の生活でもあるでしょうから、それはいいとして、ケータイゲームに時間を注ぐようであるなら、もうちょっと発展的な事ができないかと考えたのでした。
そうは言っても難しいです。
ゲームと同じくらい手軽で、気軽で、そして発展的であり、それに趣味として成り立つもの…か。
ケータイゲームの代わりになるもの。
それは古典的である程度認知度の高いゲームをする事です。しかもアナログで。それしかありません!ゲームの代わりはゲームでしか補う事はできないのです。
ただし、質を変えることはできるかと思います。考えるべきなのは「発展的」である事です。
通信ができれば発展的かと思いますが、趣味として広がりを持てるという事も重要かと思います。
ケータイゲームでそれを成し遂げるのはかなり厳選しなければいけません。テトリスなども競技人口が多くておもしろそうですが、何か戦略的な部分に欠けます。どちらかというと瞬発力が求められるので、テトリスで会話になるかというとそんなにもって感じだと思います。
私が考えるのは、囲碁や将棋、バックギャモン、チェスなどの古典的な対戦ゲームです。
トランプでも楽しいと思います。トランプで日本の中で認知度が高いのは「大富豪」でしょうか、海外でポピュラーなのはポーカーなどですね。ただし大富豪は大会が開かれる程大々的ではなく、なぜか個人間で終わらされる場合があります。"運要素"も強いためかと思いますね。
これらの種目の何が良いのかというと、"戦略的"である事と、"対戦相手がすぐに見つかりやすい"というところです。
戦略的なゲームは女性は好まない傾向がありますし、どうしても男同士でワイワイなりがちなので万人受けするかというとそうでもありませんが、ワイワイするのが目的ではなくて、ココで大切なのは"独りでいる時でも何かできるか"というところです。
一体何ができるのかというと、戦略ゲームは単にやるだけでなく自分が成長できるのがおもしろいのです。
作成を組み立てたり、守りを固めたりと、いろいろな戦い方を考えることができるのがひじょうに良いかと思います。
今はたくさんの娯楽がある事で、娯楽に関して飽きっぽくなるという事も別の記事で考えましたが、今のゲームは探求しない事もひとつの特徴なのかなと思います。その場で終わってしまうゲームセンターのコインゲームに近しいものがあります。
確かにボードゲームには1000をも超える数のゲームはありますが、そのひとつひとつが数回する程なのだと言います。10回やればかなりいいかなと。そう思うと単なる暇つぶしだと言われても仕方ないと思いますが、ケータイゲームをする事だって暇を潰していると表現する人は多いかと思います。それを思うと価値観はひじょうに近いと思います。
それで言うなら、将棋も囲碁も教室があるくらいですし、競技人口も多く、競技年齢も幅広いのでひとつのコミュニティとして見たとしても単なるテーブルゲームにしてはかなり優れているという事になります。それだけ根強い人気があるということでしょう。
私も高知県へ行った際に、高知城のすぐそばで将棋を嗜むおじさん達を発見し、一戦交えた事もありました。
あとは別府に行った際も公園で賭け花札をするおじさんおばさんを見ました。(不参加!)昼間から1ゲームに100円を賭け遊ぶ姿は微笑ましくも、ちょっとマネはしたくないなぁとは思いましたが、賭けないなら良いかなと。(でも賭けないとたぶん集まりませんよね)
こういうおじさんおばさんは新しい事にチャレンジする精神がまるで無かったりするのですが、ひとつのゲームを探求して強くなる趣味を持つと、案外旅先でも楽しめるなぁと思ったという話です。
あとは古本屋さんや、ケータイで読める本にも作戦の本があるので時間のある時にじわじわと強くなれるというのもひとつの嗜みかと思います。
旅先で大会に出場するのもおもしろい事かと思います。
ひとつの趣味に発展性を持つことはかなり助けになりますね。
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