見出し画像

旅中の仕事対処法

旅をしている。

旅先は仕事を探して、そこに泊まれるようであればそこへ決める。


やるからには「仕事します」っていう意気込みは大切で、中途半端に観光しようかなんて思ってたらおもしろくなくなっちゃう。

田舎なら田舎で何もしない。

何も無いなら何も無いで、本を読んで過ごし、与えられた食事を感謝していただく。

そういう旅をして早2年。



いろいろ仕事をしたが、つらいものが多かったかな。

給料はそこまで高くないし。

辞めたくなる気持ちもわからんでもないけど、途中で辞めたら中途半端に遊びに来た人と変わらない。



しんどさも人が感じるものだから、ある程度はコントロールできるでしょうよ?と思って自分なりに考えて工夫した結果を今回は書く。


僕はそれを難なくこなす事ができるけど、人がそれを普通にできるかどうかと問われると…たぶん難しいだろう。


だけど、ひとつそうやってほとんど定期的な休みもなく、毎日を過ごすための工夫、またはテクニックとして見ていただくと良いかも知れん。





まずは分析。


辛さには種類があり、大きく分けると2種類だ。肉体的なのか、精神的なのか。


短期の仕事は肉体労働が多いことがあり、ある程度健康的で足腰を痛めていない方が仕事はもちろん楽しい。僕は腰を少し痛めているので、ちょっとだけ弱いし、力持ちではないので重たいものを持つ仕事はヒイヒイ言うが、持久力はややある方なので、肉体的労働時間が長い場合はわりと平気だったりする。


こういうときのコツは。

・力まないこと

・無理しないこと

・自分の強さを理解すること


な感じである。

力む事と無理するのはちょっと似ているかな。

例えばやや重いものを持つ仕事の場合、自分が頑張って持たなくてもいい程度のものを持って運ぶ。

ちょっと頑張ってたくさん運ぶと体力が切れる。ヘトヘトになると続かない。

ヘトヘトになるのは使えない人になってしまうので避ける。

「力がないなぁ」とたまにおじさんとかに言われ煽られるが、そうだとしても放っておけ。力よりも持久力と俊敏さでカバーするとおじさんよりも使える人間になれる。同じ土俵で闘わず、自分が自分らしく働ける働き方を完遂する事だ。

見てる人はちゃんと見てて、体力を認めてくれるので、体力の使い方をうまくなるのは武器になる。

力持ちになるのは仕事以外でトレーニングしたらいい。



無理しないのは、人に影響されて屈強な人と同じくらいのものを持とうとしない事だ。サイアク怪我をするので絶対に避けること。

持てないものは「持てない」と言おう。高いところが怖い時は「怖くてダメ」と言おう。無理はしない。

スピードもそう。みんなに付いて行こうとするのは大切だけど、無理してする程大切な事ではない。自分のペースと仕事を完遂するためのペースは違うが、慣れるまではしっかりとコツをつかむまで難しいものは「難しい、わかんない」と言う事。教えを請うことだ。

わかったふりをするのも無理してわかっているつもりになってしまっているのである。


自分の強さを理解する事は、上記の中にもあるように。弱さがあるなら弱い事は認めるのが良い。

いちばんダメなのは、途中で音を上げる事だったり文句を言ったり、最終的に辞めてしまうことだ。

力や体力の弱さよりも、その場所から居なくなってしまう事がいちばん「使えない奴」である事を認識する事。




次は精神的な辛さ。

コレはマジで辛い。


ほとんど対処のしようがないのは言うまでもなく、コレに関してはほとんどの場合「人」が理由だからだ。



僕の対処法としては、絶対にオススメはしないけど…。

ケンカしても良いと思えるくらい強気でいることだ。何か理不尽を言われたら言い返す。「は?」とか「あ"?」って気持ちを持ち、言えるときには正論を叩きつけてやる。

向こうは言い返せないだろうと踏んでくる場合が多く、言い返すと黙るか声が震えだす。

絶対にやっちゃダメだけどナメてかかってくる奴には有効でナメられなくなるのはもちろんである。

※その代わり自分の与えられた仕事はちゃんとやるに限る。手を抜いたりすると弱みになるので、そこはちゃんとやるべき(当たり前)。


精神的なストレスは休憩時間にもある。愛媛のミカン農家であった事だが、とある社員が別の社員をデキない、ダメと罵倒する事が多く、休憩にそれを聞いていなきゃいけない事がほとんどだった。


こういうのって、心の中で善意が働いて気分が悪くなることがほとんどで、疲れてしまうのだ。そうならないように、聞こえないところで休憩するのはテクニックのひとつである。

聞いて意味のないまたは嫌な事は、聞くべきでない。



精神的な脅威に対しての対処法としては、「切り札」を持っておこう。

それは、"逃げ道"である。

体力的にしんどい事で逃げるのはあんまり良くないけど、精神的にしんどい職場は逃げるに値する。


逃げ道とは何かと言うと、辞める意思と辞めてもいいくらいの移動ができる金額を持っている事。


辞められない環境がいちばん良くない。


旅の途中ゆえ、ヒッチハイクでどこかへ行けるのはできると思うけど、何も言わないで逃げると給料が入らない場合や「取りに来い」と言われた時に取りに行きづらいため。辞める意思を告げるのは勇気を必要とするが必要な事だし、会社として給料は支払うべき義務があるので働いた分はしっかりもらおう。

どうせ二度と会わない人間なんだから、言って損はない。





番外編として

体力的に精神的にしんどい時にやりがちなのが仕事終わりにお酒を飲むことだ。

仕事仲間でお酒を飲むのは誘われた際には良いとして、惰性で飲む個人的なお酒は控えるのが良い。


そもそもお酒は分解に体力を使うので飲めば飲むだけ実はしんどい。

そして、飲むときはたいてい夜が長くなる。夜寝ないのも体力的にしんどい。

朝起きるのがしんどいのはそういうのも含めてである。

朝が来るのが嫌になるのはしっかり寝られていないためだ。しんどさを自分から生み出すのは本末転倒なのである。




必要以上に時間を気にするのも良くない。

たまーに時間を気にして「今何時ですか?」と聞きまくる人がいるが、聞いたところで「まだ〇〇時かぁ。」と休憩や終わりの時間を気にしてばかりで、ぜんっぜん仕事に身を入れない場合がある。


体力的な仕事の場合、タイミングが非常に悪い場合を除いてたいていはキリの良さで判断するので、時間を気にしても終わりは来ないのがほとんどだ。

時間よりも体力を気にすることをオススメする。





と、こんな乱暴な対処法で申し訳ないけど。けっこうキッパリとこれらをやっているとやってのけられる事はわりと可能である。

精神的にしんどいところは幾分か。早く辞めてるけど…(汗)





つらい時期の乗り越え方と切り札を今回は伝えたけど、次は2年やった結果、どういう働き方が今後必要か考えたい。

いいなと思ったら応援しよう!

二ノ宮金三郎
気軽に読んでいただきたいので、ひとつひとつの記事に値段は付ていません。靴磨きや仕事のお手伝いなどを投げ銭でやってみると、様々な方が僕の仕事にいろいろな価値をつけて下さってすごく助かります。僕の記事にもあなたの価値をつけていただけると嬉しいです。