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【詩】帛門臣昂「約束」

あるいは約束とは
塩壺の無音なのかもしれなかった

どこか(川、涸川……)から
風が運んできた孤独は

壁にぶちあたった
だから 窓は曇っている

髪を切ってください
空白という名の父でした

台所の日本語に
明日(蘆、多……鴉、舌……)を教えてもらった

嬉しい頬とかさ
花の隣の宇宙とかさ
 
朝 体温計を抱えた雲が澄む
どんなものなのですか 死は



谷川俊太郎さん、安らかに。

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