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帛門臣昂(きぬかど おみたか)@kinukadoomitaka
2021年12月23日 04:18
さて、中原中也について語るには、私が詩を書き、詩と出会うまでのことを書かねばならないのだが、今回は割愛しようと思う。なによりそれ抜きにしても、中也について語らねばならないことは多すぎる。 詩、というものを小学校で幾篇か、或はその数行を読んだことがあった。谷川俊太郎、工藤直子などはもちろん、私のぼんやりとした記憶では北村太郎、辻征夫の詩の一部分も読んだことがあるはずだ。当時、キタムラともツジとも
2021年12月20日 21:26
三島由紀夫、という名を私は小学校低学年の時分から知っていた。きっとテレビか何かで特集が組まれていたのを観て知ったのだろう。但し、当時の私が知っていることといえば、名前、彼に対する漠然とした評価、そして彼の最期についてだけだった。たったこれだけしか知らないにもかかわらず、私は三島由紀夫という作家を非常に恐れていた節がある。 割腹自殺という耳にしただけでも腹がジュクジュクとしてきそうな最期に恐怖を