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黒塚(&お絵描き部4)

能、歌舞伎に「黒塚」という演目があります

忠誠心から人の道を踏み外し、結果取り返しのつかないことをしてしまい、自分のしたことに耐え切れず鬼婆になってしまうというお話です

昔、京都の公卿屋敷に「岩手」という名の乳母がいて、姫を手塩にかけて育てていました。その姫が重い病気にかかったので易者にきいてみると「妊婦の生き肝をのませれば治る」ということでした。そこで岩手は生き肝を求めて旅に出て、安達ケ原の岩屋まで足をのばしました。
木枯らしの吹く晩秋の夕暮れ時、岩手が住まいにしていた岩屋に、生駒之助・恋衣(こいぎぬ)と名のる旅の若夫婦が宿を求めてきました。その夜ふけ、恋衣が急に産気づき、生駒之助は産婆を探しに外に走りました。 この時とばかりに岩手は出刃包丁をふるい、苦しむ恋衣の腹を割き生き肝を取りましたが、恋衣は苦しい息の下から「幼い時京都で別れた母を探して旅をしてきたのに、とうとう会えなかった・・・」と語り息をひきとりました。ふとみると、恋衣はお守り袋を携えていました。それは見覚えのあるお守り袋でした。なんと、恋衣は昔別れた岩手の娘だったのです。気付いた岩手はあまりの驚きに気が狂い鬼と化しました。
以来、宿を求めた旅人を殺し、生き血を吸い、いつとはなしに「安達ケ原の鬼婆」として広く知れわたりました。

福島県二本松市の安達ヶ原が舞台で
実際に黒塚(鬼婆の墓)があります

え、実話?
それとも何かを示唆しているのか


↓こちらがストーリー分かりやすいですね

鬼婆は超怖いのですが
歌舞伎の舞台はとても素敵で大好きです

なぜあの悲しみがこんなにも伝わるのかと
「悲しみ」と「後悔」
また見たい…

と、いうわけでお絵描きしていたのですが。

私は月曜日に突然、腰を痛めまして
動けなくなりました

歳のせいかあれのせいかこれのせいか…
なんとなく目星はついているのですが
初めての痛み、なかなか辛かったです
何もできませんしね

色々と動き出そう!のタイミングでもあったので精神的にもイライラがどーんと増しました
普段は絶対に食べない甘ーいお菓子を食べたくなるくらいに…笑
何やってるんだよー!自分よぅー!と

ケアをせず放置した腰には本当に申し訳ない気持ち
自分を蔑ろにしてはいけないですね

今はかなり良くなり、動けるようになったのですが
期せずして心が鬼婆になりかけていたかも…
危ない危ないと思った1週間でした

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