8/25「正しく十干の性情を知る」⑦ 庚金-金性という成熟段階の五行、扱いにくい理由
十二大従星のカタチについて説明している途中ですが、
本日は、「正しく十干の性情を捉える」ということについて説明している続きで、庚金についてご説明いたします。
なぜ、このタイミングで十干の性情の話に戻すのかといえば、
通常、人体星図を構成する星というのは、
○日干との関係から捉える構造、
○その構造を読み解いた文章による説明、
…で勉強することが多いのですが、
現在やっているように、陽占の星のカタチをイメージする」ことができると、
より立体的な理解、多面的な理解と解釈が可能となります。
但し、「日干との関係から捉える構造」 というのは十大主星の場合であれば、
龍高星であれば、「陽陽で生じられる構造」
牽牛星であれば、「陰陽で剋される構造」
…と、簡単にイメージしやすいのですが、
十二大従星を 「日干との関係から捉える構造」 で捉えようとすると、 多少難しさがあります。
というのも、
日干と地支の関係から構造を捉えるためには、
「日干と十二支の関係の捉え方」 を認識しておかねばならないからです。
「日干と十二支の正しい関係」とは何かといえば、
日干と同じ五行の季節の地支に支えられれば旺じるとか、
日干が木性だとすれば、
水性の地支に支えられるのは「(木性からみて、水生木と木気を強めていく)進気の地支に支えられるので強含み」、
火性の地支に支えられるのは 「 (木性から見て、木生火と木気を漏らしていく)退気の地支に支えられるので弱含み」、
…とかそういうことですが、
十干の性情により、
日干と十二支の関係が、洩気の関係となることが強さにつながるケースと、
日干と十二支の関係が、洩気の関係となることが弱さにつながるケースがあり、
十二大従星のカタチだけを学ぶ際には、
そういう、十千と十二支の正しい関係の理解も必要で、
そのために、このあたりで十干の性情の説明も入れておこうと考えたためです。
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