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1/16 エネルギー値が高い十二大従星と、エネルギー値が低い十二大従星の違い

本日は、同じ十二大従星でも、
エネルギー値が高い十二大従星と、エネルギー値が低い十二大従星の違いについてご説明いたします。

十二大従星というのは、日干と十二支の組み合わせから出てきます。
日干と年支の組み合わせからは若年期の十二大従星が、
日干と月支の組み合わせからは壮年期の十二大従星が、
日干と日支の組み合わせからは晩年期の十二大従星が出てくるようになっていますが、

エネルギー値というのは、
ある程度、蔵干の数に比例するもので、

蔵干が少ない地支から出てくる十二大従星のエネルギー値は極端に小さくなり、
蔵干が多い地支から出てくる十二大従星のエネルギー値はとても大きくなります。

蔵干が少ない地支というのは、
子水(癸水だけ)、卯木(乙木だけ)、酉金(辛金だけ)の3つで、
これらの地支から出てくる十二大従星は、エネルギー値が小さくなる傾向にある一方、

蔵干が多い地支というのは、
土性の地支(丑土、辰土、未土、戌土)の場合に蔵干が3つになるほか、
寅木、巳火、申金も蔵干が3つあり、これらの7つの地支から出てくる十二大従星は、エネルギー値が大きくなる傾向にあります。

例えば、以下のような命式の場合、
蔵干が1つしかない地支である子水が3つ並ぶので、
命式における合計の蔵干の数は3つとなり、エネルギー値は120となります。

庚戊庚  ★貫極
子子子  調調調
癸癸癸  極龍極

一方、以下のような命式の場合、
蔵干が3つある地支である巳火が3つ並ぶので、
命式における合計の蔵干の数は9つとなり、
天極星が3つになるのは同じですが、エネルギー値は342となります。

辛乙丁  ★車極  
巳巳巳  牽牽牽
丙丙丙  極禄極
戊戊戊
庚庚庚

つまり、同じ天極星であっても、エネルギー値の小さい天極星と、エネルギー値の大きい天極星があるということで、

通常、現実的な力強さを持つ身強の星であればエネルギー値が大きい方が矛盾がなく、
精神性の身弱星で、現実的には弱さのある星の場合はエネルギー値が小さい方が矛盾がないので、消化しやすいといわれます。

とはいえ、十二大従星の表を見たことがある方であれば分かると思いますが、
蔵干の少ない十二支(子水・卯木・酉金)から天将星が現れることもあれば、
蔵干の大きい十二支(寅木、巳火、申金)から天馳星や天極星が現れることもあり、
(土性の十二支からは、天南星・天堂星・天庫星・天印星しか現れません)

エネルギー値が小さい命式の身強星や、エネルギー値が大きい命式の身弱星というのもあるわけで、
本日はその「エネルギー値の代償」が十二大従星に及ぼす影響についての説明です。

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