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【ソーシャルワーク】想いをカタチに

誰にでもあることだけど、本人はなかなか本音を言い出しにくいし、言いにくいことだからこそ支援者に理解してもらうことが難しい。

その本人が言いにくいこと。それは自身の「欲求」に関すること。

だから本人は、支援者には言わずにあらゆる行動を取る。
それは支援者から見ればやめておいた方がいいと感じることが多い。
だから支援者はあの手この手で本人を説得しようとする。
それに対し、一度は納得したような返答をするけど、
すぐにまた同じことをする。
その繰り返しの中で、支援者から
『言っても聞いてくれなくて、困ってるんです。』との声が届く。



それに対し、
私は支援者がやめてほしいと思っている理由はよく理解できたが、
『本人がなぜそのような行動を取るのか?』が見えませんでした。

そのため、まずは本人に話を聞きましょう。
そして、本人がそのような行動を行う背景や、本人の考えを
理解できるよう取り組むことが必要ではないかと提案し、
支援者より了承を得ました。


いざ本人と面談。
同性だけの環境で話し合った方がいいと考え、
私と本人の二人で話し合いました。

私は下手な”変化球”は投げず、
私が考えている気持ちをどストレートに投げかけました。

・欲があるのは普通。若かろうが高齢であろうがどんな人にもある。
だから言っていることはおかしくない。
・ただ欲を満たすためには様々な方法があると思う。
・安全に利用出来て、これならいい!と思える方法を考えていきたい。
このような想いを伝えました。

そうすると、ポロポロと本人の想いが・・。
「年も重ねてきたし・・・」「今、行動しないと・・・」
などの言葉にあるように
本人の中で時間がない!!と焦りが生まれている様子。
だからこそ様々な方法を探し、実践に移していたことが判明。

そんなことを考えてたのかと感じ、そこまで汲み取れていなかった自身の支援を反省。


さあここからその想いをどのように”カタチ”にしていくのか。
私だけではどうもならないので、いろんな方に協力してもらいながら。
想いを”カタチ”に。


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衣笠 翔太@ソーシャルワーカー
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