衣笠新聞: 井上吉郎さんの思い出
歴史好きでなければ気づかないようなことがある。知らなくとも暮らしていけるが、知っていると生活に深みが出たり、その地域に愛着が生まれたりする。そういった図を浮かび上がらせる地を発信していこうとするのが衣笠新聞の試みである。
衣笠は京都市北区にある衣笠山周辺の地名で、かつては「絵描き村」と呼ばれるほど画家が多く住まう地域であったらしい。今でも建築家や芸術家が居を構えているという話をたびたび耳にするが、京都市内でありながら郊外の静けさを漂わせていることがそういった人々を惹きつける