上弦を通りすぎた月の明るさが、僅か皮肉にある。月の恨みは裏側へとゆくだろうか。穴の飽いた溜息となるだろうか。ひとの欲など、宇宙の果てにも及ばぬと笑うだろうか。たれなく、ファミレスのテーブルに溢したアルコールにシュガーの雨。嗚呼

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