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わたしは誰かと問われた日
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#叙情

喪失

喪失

失っちまったものを考える背中は、錯覚に生きるようなものです。
 

どぜう喰いし、おもふところありて。
泥寧とは流れを遮る。

鴨なら飛びますので、

鴨におなりなさいよ、といふものありて。
であるなら未来は葱とif。
 
 
 
どちらにせよ、ろすとなり。
隣人を愛せよ。

それは匂ひ喪失である。

月光

月光

波に砕かれた光りのながく、ながくある。
可惜夜とはこのように出来上がるのかと随分とながく思い遣ったような気がします。

母は産まれました。
父は死にました。
 
 
 
繰り返される満ち潮に、引き潮に随分と思い悩んだことも畢竟、わたしが生まれたに過ぎず。ただ倦まず弛まず、それにあれたことをいまは思う限りの月光。