ブルーム品評会 報告
「人生はチョコレートの箱のようなもの 開けてみないとわからない」
これは映画『フォレストガンプ 一期一会』の名セリフです。
病床の母が、知能の低い息子ガンプに送った言葉
人生を楽しみなさい
ワクワクした気持ちで取り組みなさい
箱を開けるか開けないか迷った時、その先にはきっと楽しいことが待っていると信じてみたら行動が変わってくるでしょう
私はこんなふうに解釈しました。
大好きな言葉です
同じく
またのあつこ 作『すてきなプレゼント』
こちらも大好きな作品
手に取ったプレゼントは各々の思った通りの中身が入っています
「すてき!」と言う者には「すてきなプレゼント」が
「こんなものか」と言う者には「こんなもの」が
受け取る側しだいで様々に姿を変える贈り物
ワクワクして箱を開ける者にはワクワクした人生が
まさに自分の人生をどう過ごすか、がこの二作には込められていると感じました
*
さてさて
執筆の指先が冷え始めてきた今日この頃
私も私のチョコレートの箱を開ける時が来ました
これより養殖ブルームチョコレート品評会を開会致します
今年の出来はどうかな?
ワクワクします♪
おおお!
期待通りのブルーミー♡
オレンジの姿を美しく保ちつつ
綺麗な白い輪郭を描けております
※何度も言いますがカビではありません。
養殖ブルームチョコレート今年は上出来でした!
見事なブルーム
しっとりとした本来のチョコレートの風味をやや残しつつサクサクと歯切れの良い(しえさん語録から引用)ブルームを醸していて美味い♡
これは満場一致の金賞でしょう !
ま、審査員はワタクシ1人ではありますが…
個人的には全体的にブルームされてチョコレート本来のまったりとした口溶け皆無のオンリーサクサクが好みですが、1億3000万人の意見を集約した結果「半ブルーム状態」が理想ということになりました。 あしからず
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養殖プログラム初年度は気合いを入れすぎて容赦なく暑い場所で保管したため溶けすぎて、継ぎ目が無くなり、岩状、鉄状とも言える頑固なまでの塊と化してしまい、本気のトンカチでぶっ叩き粉々となる惨劇。
味わいづらくて受賞を逃しました。
次年度は大事にしすぎて28度を程よく保ってしまったようでブルーム失敗。
やはり最初に発見したあの戸棚の3段目に置くのが最良のブルームチョコレートを作るポイントのようです。
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私がチョコレートの箱を開ける時は間違いなくワクワクしております。綺麗に保たれていればそれはもちろん美味しいですし、たとえ風味が落ちた状態となってもガッカリしない、むしろ喜べる
出会いの色んな場面もこんなふうにワクワクして取り組めたらきっと楽しいでしょう
どっちに転んでも楽しめる "何か" を見つける
以上を持ちまして閉会と致します
今年の品評会が盛大に執り行えたことに感謝申し上げます。
謝辞
今回、愛するブルームチョコレートに多くの温かいお言葉を頂き励まされました。養殖産業の発展のためにこれからも尽力致します。