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【脳卒中リハビリ】脳卒中後、麻痺側肩の痛みが生じる原因は◯◯

皆さん、こんにちは。理学療法士のきんたろーです。
本日も、臨床に活きる知見や考え方についてシェアしていきたいと思います。

本題に入る前にお知らせです。

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僕は現在、自費リハビリ施設の経営とリハビリテーション養成校の非常勤講師をしており、近年は主にInstagramとブログを中心にリハビリテーションに役立つ知識(痛み系・神経系・思考系)の発信を行っております。

明日の臨床に役立つ知見をゆるっとお伝えしておりますので、良ければフォローをお願いします(^^)

また、神経系の知識を臨床に活かすためのオンラインサロン『はじまりのまち』では、脳卒中をはじめとする神経疾患に対するリハビリテーションから疼痛の神経科学まで最新知見をシェアしています。

『はじまりのまち』では毎月セミナーも開催しており、今月(26日20時~)は…
【臨床で必ず必要な考え方〜後編〜】というテーマで、私きんたろーが考えている推論の進め方を図式化しながら解説していきます。

体型的に臨床推論を学ぶど真ん中のセミナーとなっておりますのでご興味ある方はぜひご参加ください。

それでは、今日の本題に入っていこうと思います。
※本記事は2022年4月に『はじまりのまち』にて投稿した内容です。

【脳卒中リハビリ】脳卒中後、麻痺側肩の痛みが生じる原因は◯◯

脳卒中後、麻痺側の肩関節に疼痛が生じる人の割合ってどのくらいかご存知でしょうか?

ばらつきはありますが、ある報告では約85%の人に生じるとも言われています。(Bender and McKenna 2001, Turner-Stokes and Jackson 2002)

そう、実は案外多いんです。麻痺側の肩が痛い人。

そして、実際に「肩が痛いんです」と訴える患者様の担当をしたことがある療法士のみなさんならわかるかもしれませんが、この肩の痛みというのは、リハビリテーションを進めていく上でかなり大きな弊害になります。

何より、患者様ご本人様のQOLがめちゃめちゃ下がり、常に肩の痛みに対して悲痛の顔を浮かべているというような状態になりやすいです。

だからこそ、私たちが知らなければいけないこと。

それは、「脳卒中後、肩関節が痛くなるきっかけとなるトリガーを知ること」です。

今回は、いくつかの論文で報告されている脳卒中後リハビリテーションを進めていく中で、どのような因子が肩の痛みを発生させやすいのか、ということについて解説していこうと思います。

この報告を通して、少しでも日々の臨床の中で肩の痛みを訴える患者様が減ると良いなと思っていますので、ぜひ最後までご覧ください。

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