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スタンディングデスクにしたら「精子力」が劇的に改善した話

このブログは突発性(原因不明)の高度乏精子症と診断された僕が、突発性の原因を見つけて男性不妊を克服するために書いています。
ちなみに「原因不明」と診断される人が42%もいるのが男性不妊の現状です。


前回のブログでは3種類の漢方を飲んでみた感想を書きました。軽度の男性不妊症なら効果はあるかもしれませんが、結論として原因不明の男性不妊に対して漢方では効果は見込めませんでした。

けど漢方を試したおかげで原因が2つに絞れました。

脳が影響しないなら原因は精巣なので、精子の製造機能が故障しているか、74日間の精子の製造期間中に問題が起きているかのどちらかと言えます。


過去の出来事が影響して、精子を造る能力がなくなった?

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ウイルスや衝撃などが原因で精子を造る能力がなくなった場合、前者の精子の製造機能が故障しているに当たりますが、精子検査なんて結婚するまでやったことがないのが普通です。なので若いときにウィルスなどでやられていても気付く機会がありません。

私は大学病院の医師に「過去の原因を調査することはできないので原因はわからない。」と言われました。
なんて殺生な。。。事実上、医師のお手上げ宣言です。

小学校の時に女の子にキンタマ を蹴られたことぐらいはありますが、そんな出来事なんて誰しもあると思うので、精子の製造機能が故障したなんて思いたくないのが正直な気持ちです。


製造期間中に精子がダメージを受けている?

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精子は74日かけて精巣で作られます。その期間中に不良品が多く発生して1億匹ほどいる精子が減っていると考える方が現実的ではないでしょうか。
そりゃあ74日もあればその間に何かしらの生活習慣の影響は受けますよ。

僕の場合、FSHの数値が基準値以上でした。これは脳が陰嚢に対して精子を造れ!造れ!と言っている時に数値が上がります。
つまり、不良品ばかりできてめっちゃ歩留まりが悪い状態です。

ただ、どこで不良品になっているかを調べる術がないので医師も「数値が悪い。原因は不明だ。」と言うわけです。


精巣にダメージを与える要素

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NHKで放送された『精子力クライシス』では、テストステロンの減少と活性酸素の増加が男性不妊の原因だと警鐘を鳴らしていて、活性酸素が増加する要因として、喫煙、運動不足、座りすぎ、過度な飲酒、脂肪過多を上げていました。

タバコを辞め、定期的に運動し、適度にしか酒を飲まず、標準体型の僕の場合、残る可能性は「座りすぎ」だけです。それ以外のものと自分の体質が圧倒的に相性が悪いということも考えられますが、デスクワークの身としては「座りすぎ」が精巣に一番悪影響を与えているように思います。


現代人は椅子に座ることが多いから精子が減っている?

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NHKの放送では、あぐらが活性酸素を増やすと言っていたんですが、きっと椅子に座っていてもダメージは受けるでしょう。

世界的に男性の精子の数は減っていて40年前に比べて半減していると言われています。遺伝子組み換え食品や化学物質が生殖器官に影響を与えているという意見もありますが本当かどうかは立証が困難です。

そんな都市伝説よりも、生活習慣の影響の方が大きいんじゃないでしょうか。

昔に比べて現代人の運動量は大幅に減っています。生活が便利になり動く機会が減り、座ったままで仕事をする機会が増えました。
長時間のデスクワークで精巣の血管が圧迫されて血流が悪くなり、活性酸素が増えて精子にダメージを与えていると考える方が理にかなっているのではないでしょうか。


仕事机をスタンディングデスクに変えたら数値が劇的に改善した

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僕は座りすぎが精巣に悪影響を与えているという仮説を立てました。そこで仕事机をスタンディングデスクに変更した結果、精子数が大きく増えました

1回目の精液検査の結果が12匹。2回目の精液検査の結果が11匹でしたが、3回目の検査で総精子数375万まで増えたんです!

これは飛び上がるほど嬉しかった。
いつ精子が0になるかとびくびく怯え、万が一0匹になったことを考えて精子を冷凍保存していたけど、精子データが突然向上したんです。これには医師も驚いてました。

3回目の検査までに、サプリメントを飲んだり、お菓子をくるみに変えたり、パンツを変えたりしたけど、職場の仕事机をスタンディングデスクにしたことが一番影響していると思います。

スタンディングデスクを導入して50日後の検査だったので74日かけて精子が造られることを考えると十分な期間をスタンディングデスクで過ごしていました。
その他、移動中の電車ではイスに座らない。家でもなるべくあぐらはかかない。など意識的に座らない様にし、なるべく陰嚢を自由下垂させるように心がけていました。

ちなみにスタンディングデスクと言ってもずっと立ちっぱなしではなく、机の高さを上下できる昇降式なので、立ったり座ったりできてそれほどつらくはありません。


4回目の精液検査で精子が激減した

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これで精子が0になる心配はない。これからはどんどん良くなり、いずれは自然妊娠まで回復するぞ!と意気込んで望んだ矢先の4回目の検査結果が衝撃でした。

精子の数が、たったの8個まで減少してたんです。。。
また一桁。。。
前回の結果は何だったんでしょう。。。

安心してしまって立って仕事をすることが減ったからなのか?はたまた別の要因があるのか?。。。

医師が言うには、精子データは一定でないことが多いらしく、毎日自分の精子データを取ったことがある医師でも、日々数値は大きく上下したそうです。


【仮説】非閉塞性無精子症でも本当は精子を作れているのでは?

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また振り出しなのかとショックは受けましたが、自分には精子を作る力がたしかに存在しているとわかって胸を撫で下ろしました。

何よりもスタンディングデスクに代表されるように、生活習慣が精子ダメージに大きく影響することが判明しました!

突発性という原因不明の男性不妊という出口の見えない状況から、一筋の光が見えたわけです。

精子データが改善する要因があるなら悪化する要因もあるはずです!
少なくとも、最初に立てた「生活習慣のどこかにボトルネックがある」という仮説は立証できました。
きっと自分の精子はそのボトルネックに対して、非常に弱い性質なんでしょう。それを見つければ自分の自信を回復することができて、奥さんに痛い思いをさせることなく妊活ができます!

何より今回のことで思ったんです。
もしかして、僕よりも多くのダメージを生活習慣から受けている人が非閉塞性無性症と診断されているのでは?
そのダメージは誰にでも起こりえる出来事なんじゃないかなと。そう考えれば男性不妊で42%もの人が原因不明と診断されるなんてデタラメな数字も納得できます。


74日間のダメージを極力減らす

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精子は74日間の製造期間中に大きなダメージを受け続けているんです!
ダメージを受けすぎたら死滅したり、動かなくなったりしています。
74日後に射出されるへろへろの精子で不妊治療をしてもうまくいくわけがありません!

ダメージを減らせば、精子の数が増え、運動率も良くなり、正常形態率もよくなるので妊娠率も向上します!

何の根拠もなく、意地でも男性不妊を克服してやる!と心に決めて挑戦していましたが、やっと光明が見えてきました!
本当にやっとです。。。まだ解決してないけど嬉しいなぁ。。。


今も改善チャレンジ中の僕の男性不妊体験記はマガジンにまとめていますので読んでみてください。最新の情報はTwitterでお伝えしますのでよかったらフォローをお願いします。不妊治療に悩んでいる夫婦の力になれれば幸いです。
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