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シルクスクリーンやってみた。

僕が絵描きになったのも、文を書くようになったのも、紙とペンはどこにでもあるからです。音楽をやらなかったのは家にギターがなかったからで、身の回りにあるものでクリエイティブな楽しいことをしたいと思い、家にあった筆ペンで絵を描き始めました。

前回のブログに書いた武蔵野市西久保でのトークイベントのあと、いろんな人と話したんだけど、その中で吉祥寺でワークショップとか造形教室とかやっている野口さんという方が声をかけてくれて、シルクスクリーンができるスタジオに遊びに来てくださいといってくれて、すごく興味があり、2日後にいきました。

僕は今日までイラスト、エアブラシ、写真+絵、木版画、鉛筆、にじみドローイングなど、いろんな画法とスタイルで絵を描いてきましたがシルクスクリーンはやったことがありません。あれこれ画法を試すのは、ひとつは自分の絵がそのスタイルだとどうなるのかという興味、もうひとつは、初めてのことで思うようにできないという不自由な楽しさがあります。下手すぎてわらっちゃうんだけど、子供の絵のようなプリミティブさが好きなんです。シルクスクリーンはアンディ・ウォーホルがやった手法で、僕もいつかやろうと思って「Tシャツ君」というシルクスクリーンができる機械は買って持っているんだけど、結局1回も開けたことがないままなの。なんか難しそうなんで、いつかじっくり勉強したいと思っていたのです。

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そして昨日、教えられた場所に行くと、そこはなんとホリゾンさんという「Tシャツくん」を作っている会社がやっているHANDoという素敵な場所でした。近くの「いせや」は最近いったのに知らなかった。
それで最初は色々おしゃべりして、いよいよ地下に行ってやってみた。エプロンをお借りしまして、ダイゾーさんという方に色々教えてもらいました。とにかく僕はシルクスクリーンの「シ」もまだわからない。とりあえず持ってきた筆ペンで天使を描いてみて、これがどうなるのか、ということを教えてもらおうと思いました。

結局その前の自己紹介的おしゃべりが長すぎてシルクスクリーンを教えてもらう時間は足りなかったんですが、とにかくはじめてできました。

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筆で描いたやつをもっと黒くするようにコピーして、それを網のようなもの(昔はこれがシルクだったみたい)にノリで貼り付け、それで機械でインクが通る穴をあけて(みたいなこといってたような)水で汚れみたいなのを落として版を完成させる。覚えがわるいんだけど、そんな感じだったと思います。

僕はシルクを使ってTシャツとかを作るより、シルクの特性を生かした作品を作ることに興味があるんだけど、すごくいい体験をさせってもらいました。これが木版画やコピー機とかと比べ、どう違うのか(もちろん違うんだけど)というのをもっと知って色々試してみたいと思いました。もっと細い線のほうが合いそうかもな。というわけで、新しい画風との出会った楽しい日でした。野口さん、だいぞーさん、ホリゾンのみなさま、ありがとうございました。いい空間でした。これからもよろしくおねがいします。

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