しょーてぃーさん(@shoty_k2)さんが、自身の投稿で取り上げていた「メタ認知プロンプティング」を教育現場に適用できる可能性について考え、色々と試してみました。その結果、行事計画の作成において面白い結果が得られたので、ここにまとめてご紹介します。
メタ認知プロンプティングのテンプレート
しょーてぃーさんが調整してくださっていた「メタ認知プティング」のテンプレートがこちらです。
ざっくり日本語に訳すとこんな感じ。
Bing AIやChatGPTにどう流し込むか
「運動会の計画の作成」を例に説明します。
はじめは「メタ認知プロンプティング」の手順にしたがって、AIと対話しながら「運動会の目的/概要」「運動会の目標」…と決めていったのですがまあこれが面倒くさい。「だったらAIを使わずに自分で作った方が早いわ」という話です。
ということで、以下のように「AIさん、こういう手順であとは考えといて」と命令したらこれがなかなかうまくいきました。
「以下の手順に沿って、小学校の運動会の計画を立ててください。」
(以下、テンプレート例のコピペ)
とするだけです。Titleには「小学校の運動会の計画」と入力しておきます。
※Bing AIを使用しています。
メタ認知プティングで運動会の計画作成
粗い部分はありますが、多くの視点から検討された質の高い回答が得られました。
特徴的な点は「以下のような質問を自分に投げかけてみます」という部分です。AIが自分で自分の回答を批判的に見るわけです。
メタ認知プティングではなく、単純に「運動会の計画を作成してください」とお願いしても、以下のように断られてしまいます。
メタ認知プティングで修学旅行計画
メタ認知プティングは行事計画の作成に向いていると感じたため、修学旅行の計画も行ってみました。
入力するプロンプトは先ほどと同じで、
「以下の手順に沿って、小学校の運動会の計画を立ててください。」
(以下、テンプレート例のコピペ)
とします。Titleには「栃木県日光市における修学旅行の計画」と入力します。
その結果がこちら。
さいごに
「メタ認知プティング」によって、教育現場における様々な行事計画の見直しの質が高まると感じました。AIが自分で自分の回答を批判的にみるというのはなかなか面白いです。
テンプレート例を使用することによって、AIとの対話の回数も最低限に抑えられる点も強いと思います。まだ粗い部分もありますが、色々と試してブラッシュアップしていこうと思います。