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先週のkinologue【11/27-12/3】

ああ、ついに「先週の」に戻ってしまった!想像はしていたけれど、師走は日々のバタバタが加速中。東京の紅葉は12月になってからが美しくなった。これからはずっとこうなのかしら。

いよいよkinologue10周年記念でもある「ノルディック・シネマ・ワンダーランド」が12/6より開催。これを機にシネコヤに行ってみよう!と思う方からちらほら連絡を貰うようになった。ご無沙汰している方もkinologueを思い出して貰って嬉しい限り。シネコヤさん、Figueさんと打ち合わせを重ねてきた中で決まっていった「Maijan Pullat マイヤンプッラ」さんのシナモンロール販売! そして、数週間前の豊洲でのケルト市でご紹介いただいたKOIWAI confitureさんが映画にちなんだオリジナル・コンフィチュールを作ってくださいました。こちらからの提案に「作れますよー!」と言ってくださる小岩井さんの頼もしいことったら!シネコヤではそれを使ったドリンクも提供予定。いろんなことが叶っていって、嬉しすぎです😭

シネコヤさんと超頑張ったウィンドウ・ディスプレイもお楽しみに♪

先週、もうひとつ夢がかなったのが、所属校内で配給作品の上映会ができたこと。それも自分の企画ではなく、他の人が企画してくれたのが嬉しい。『〈主婦〉の学校』を上映し、その後、過去・現在・未来の家事を考えていくワークショップ。留学生や先生たちの参加もあったので、様々な視点が交錯して面白かった。非常勤の授業でも近々取り上げる予定なので、他の人のワークショップはホント勉強になった。タイアップしたのに食べたことがなかったアイスランドの国民食SKYRを食べられたのも◎

本館地下のスタジオがこんなに設備がよいとは!もっと活用したかったなぁ。

最近映画館に行けてなかったが、一仕事終わった「映画の日」は行くしかない!と『首』を観た。北野作品の特にヤクザもの、『ソナチネ』や『アウトレイジ』はかなり好きで、今回はそれが時代劇に舞台を映したものと思って、とても楽しみにしていた。しかし、良いところがひとつも見つけられず、「そんな訳ないだろう」と思って見続けたせいで寝る暇もなかった。時代劇をやりたかったのだろうけど、結局跡目争いの話にしているのだから、そのままヤクザ映画にしてしまえばよかったのに。豪華キャストたちが全員上滑っている感じ。『どうする家康』に出ている人たちはどうしてもそれに引っ張られて、秀吉の弟・秀長=大森南朋が宴会芸の話をしていると「えびすくい」すればいいのに、とつい思ってしまう。同性愛の明智光秀=西島秀俊を見ていると、『きのう、何食べた?」のシロさんに見えて、エンケンがシロさんのタイプの訳ないじゃん!と勝手に怒りさえも。笑。東宝・角川配給で予算規模があがったのだろうけど、オフィス北野で作っていた初期の低予算作品を思うと、全て裏目に出ている気がした。こんな気持ちになるなら、リドリー・スコット御大(インタビューでA24をA23と言っていてキュート)の『ナポレオン』にしておけばよかったのか。86歳の御大と比べるとまだまだ若い北野武はこれからも撮るのかなぁ。「今度こそ!」と期待して観に行ってしまうのか?、自分は。

久しぶりに観た加瀬亮にこのポスターからも期待しちゃったんだけどなぁ。


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