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特殊きのこのレシピ⑤ツノシメジのドラゴンミート風牛ステーキ

おん?ドラゴンの肉をどうやって手に入れたって?
半年前か?魔王が復活してからよォ、近隣の森にモンスターが湧いてきてよォ、まともに狩りができなくて困ってたんだよ。
そんでしばらくしたら、ふらりと現れたイセカイのユーシャ様って奴が一番厄介なレッドドラゴンを一撃で屠っちまってよォ〜、もう村を上げての大感謝祭でよォ〜!
そん時の一皿がコレよ。
皮付きだけど柔らかくてうめぇぞォ〜!

ー辺境村酒場の店主の証言より

まぁ冗談はさておき、今年の夏にツノシメジを初めて見かけました。
いかつい見た目とシラカバの白い幹から生える姿を初めて見た時は、「コレは間違いなく毒きのこなのでは?」と思わせる姿でした。
近縁種にシロオニタケ(毒)があるので食べられないかと思いましたが、意外にも毒はなく美味しいとのこと。

遠くからでも目立つツノシメジ
コレまた目立つシロオニタケ

日本では食毒不明とされいますが海外では食べられてるとのことなので、試しに塩だけかけたソテーにして食べてみましたが…驚きました。
シイタケの味がします!
しかも高級で旨味が強く値段が高いほうの風味でした。
コレはレシピ作らねばと思い、第一印象が海外の砂漠に住んでるやたらトゲトゲなトカゲの皮膚みたいだな、と思いドラゴン料理風に仕立てました。



【材料】
ももステーキ牛肉  :150g
ツノシメジ     :40g
バルサミコ酢    :40g
バター       :8g
塩こしょう     :適量

【つけあわせ材料と作り方】
皿や肉との色あい、季節の素材などで作る。
今回はズッキーニ・じゃがいも・塩・タイムを炒めました。

【作り方】

①肉を常温に戻してこしょうをふりかけ、焼く直前に強めに塩をふる

②フライパンに油を少量たらして温めて、弱火と中火の中間くらいで肉を2分焼き、裏返してまた2分焼いた後、フライパンから下ろしアルミホイルで包み4分おいておく
※焼く際は肉をあまり動かさない
※厚みのある肉の場合、周辺側も焼いておく
※4分の間につけあわせを作れれば作る

③4分後、温めたフライパンで②と同じ火加減で1分焼いて裏返して1分焼いたら肉焼きは終了、皿に盛る

④フライパンを洗わずにバルサミコ酢を1/4になるまで弱火で煮詰めた後、バターを溶かしてソース完成、皿に盛り、有ればつけあわせも盛り完成

※あらかじめ皿に湯を張り盛る直前に湯を捨て水気を拭いたり、電子レンジで温めておくと熱いまま料理を提供できます。
※実際に出来立てを提供する際は2人以上で分業するとスムーズなオペレーションができます。


味の感想は…
煮詰めただけで酸味が甘味のあるソースに変わるバルサミコ酢の濃厚な旨味と、高い肉のステーキがジューシーで美味しく、そこにツノシメジの美味しさが上乗せされて一瞬異世界に飛びかけました。
シンプルに焼いて美味しいステーキは応用が効くレシピなので、「他のステーキソース×きのこ」でも試してみたいです。

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