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毒きのこの料理レシピ?はずれベニテングタケの野菜炒め

毒きのこの恐ろしさは皆さんご承知の通りでしょうが、実は成分が期待通り入っているわけではないのです。
スーパーに並ぶプロが作る野菜や果物は、必ず甘みがあるなど期待通りの品質が保証されてますが、採取するきのこは自然のものなので成分が保証されておりません。

今回食べた個体の野生のすがた


ベニテングタケにもそういった個体があり、正確に計測したわけではないのですが旨味も兼ねるイボテン酸が含まれてないと感じるのは口にするとわかり、実際に食べた味も市販の普通きのこ味で、いくら食べても症状が出ないです。
とある採取地のベニテングタケは、イボテン酸成分が無いので旨味を利用した特性を活かせないので、はずれベニテングタケを適当に家で食べる感覚で調理します。


【材料】
野菜炒めセット  :1パック
豚バラ肉     :100g
ベニテングタケ  :1.5本
焼肉のたれ    :適量
塩こしょう    :適量

【作り方】
①ベニテングタケを一口大に切り、野菜はレンジで1分温める

②肉を炒め火が通ったら野菜・ベニテングタケを入れ1分ほど強火で炒めたら、たれ・塩こしょうで味付けして完成


翌日のお弁当にしました。

普通の焼肉用しょうゆたれが、ベニテングタケの色素が落ちて味噌ベースのたれみたいな色になりました。

お味は…
可もなく不可もなく、普通に食べれるきのこ野菜炒めです。
そういえば今まで重い症状を避け少量ずつでしか食べずに来ましたが、写真の上にのってるベニテングタケを一気に口に入れてみると、近縁種のタマゴタケのような風味を感じました。
これが旨味の毒成分抜きのベニテングタケ自身の純粋な味なんだなって思いました。

もしもイボテン酸がしっかり効いたベニテングタケだと、腹痛・下痢・酩酊感が起きます。
一度に1.5本摂取はかなり多く、入院する程ではないですが相当な症状が出るでしょう。
自分の場合、酩酊感が強く出て、お酒飲んでないのにテキーラショットを数発キメた後のような足取りになり歩行に注意しないといけなくなります。
なので、実際食べたことがあって「意外と普通の味」と思った場合、はずれベニテングタケを食べた可能性があります。

以上、ベニテングタケ食べてみたいけど、毒体験を回避して「毒きのこ食べた!」という実績解除だけしたい人向けレシピでした。

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