妻に支えられた結婚式と2024年
シュンです。
12月31日。
今年を振り返る日がやってきました。
今年のハイライトは、
無事に結婚式を挙行できたことです。
親、親族、友達から盛大に祝福頂き
一生の思い出に残る結婚式ができました。
男性は結婚式に興味ないと言われがちですが、
育ててくれた親への感謝、
友達へ妻を紹介したい気持ちがあり
僕は結婚式をやりたい人でした。
むしろ、妻は結婚式を開くことに
あまり前向きな姿勢ではなく、
僕がやりたいから仕方なくという印象でした。
＜妻が結婚式に前向きじゃなかった理由＞
・結婚式に呼びたい友達が少ない
・自分の花嫁姿に３万円以上の価値がない
・ベタな演出で喜ぶ人が少ないと思っている
そんな妻に最強の攻略本ゼクシィを購入し、
乗り気じゃなかった状態から
結婚式を経て妻が言ったのは
結婚式、やってよかった
一生付き合っていくであろう友達に
家族が紹介できたこと。
親に感謝する機会ができたこと。
結婚式までのプロセスを楽しめたこと。
妻にとって結婚式はプロジェクトでした。
何故なら、式場が決定して
いよいよ結婚式をやるぞというタイミングで、
WBSを引いて管理していくよ
と言い出したからです。
待て待て、WBSとは何だ。
野球の世界大会・・いや、あれはWBCだ。
とりあえず、調べてみる。
WBS（Work Breakdown Structure：作業分解構成図）は、プロジェクト全体を細かな作業（Work）に分解（Breakdown）した構成図（Structure）です。平たく言えば、プロジェクトの作業を段階的に細かなタスクに分解して計画を立て、実績管理することです。
ほらね。
もう、結婚式という名のプロジェクトなのよ。ちなみに、我が家では結婚式の進捗状況を確認する話し合いのことを1on1と呼んでいました。
でも、ここで仕事みたいだから嫌だって批判するのは、せっかく頑張ろうとしてくれる妻に失礼です。世の男性たちよ、妻が考えることに口出しするのはよくないからね。前向きな人に、個人の機嫌をぶつけるのは良くない。一緒に頑張ることが大事だよ。とりあえず、WBSとやらを引いてもらうことにしたわけさ。
「WBSを引く前にMVVを確認するよ」
外資で勤めていた時に聞いたことがある横文字でした。何か企画・運営をするときに一番最初に決めるべき
M（ミッション）・V（ビジョン）・V（バリュー）
です。
まさか結婚式の準備で聞くとは思ってませんでしたが。
妻の意図は、家庭内で結婚式に対する意識がバラバラな状態を統一することでした。企業で例えるなら、予算の使い方に関して、目先の売り上げ強化のために宣伝広告に予算を大幅に当てたい意見と、将来に向けた設備投資に振り切りたい意見が並行状態にあるイメージです。
僕と妻が制作したMVVがこちらです。
僕らはマッチングアプリを経て付き合い結婚しました。だから、互いの友人に会う機会はこれまで少なく、互いの家族についてもまだ深くしりません。僕ら自身、互いがどういう人生を歩んできたかも知りませんでした。結婚式を経て改めて互いを知る機会にし、一生の宝物にしたいねと方向性を定めました。
MVVをもとに、結婚式の中身を話し合いました。僕がやりたいことと、妻がやりたいことを確認し、Missionの家族・友人に知ってもらう機会としてふさわしいイベントを決めました。
例えば、
ケーキカットは互いにやる必要がないと判断しました。２人にとってはいい思い出になりますが、披露宴の間は家族や友達に互いを紹介する時間を多めに作りたいと考え、演出系を極力減らす形にしました。
演出系を減らす代わりに互いの地元を知ってもらう工夫も施しました。結婚式の料理にオリジナリティーを出すために、互いの地元の名産を活用しながらオリジナルメニューをシェフと考案。食を通じて互いの人生を知り合うことも面白いなと思って行ったことです。
MVVに対しての企画をプランナーとも話し合いながら決めていき、ある程度の形が見えてきた状況で、互いがストレスを感じない役割を妻が決めて分担しました。
僕は動画編集が得意なので、映像系やBGMの準備担当。妻は、普段から企画職として働いているのでスケジュール管理・お金関係の管理・紙もの（席次表やメニュー表）の制作を担当しました。
僕・・・動画編集、BGM
妻・・・スケジュール管理、お金、紙もの制作
役割分担をもとに妻がWBSをスプレッドシートで作成しました。作成したスプレッドシートがこちらです。左にタスク関係、開始日/終了日・期日、担当、進捗の入力、右にカレンダーを準備しています。
さらに細かいタスクについては、別途タスク表を設けて管理しました。結婚式の準備をリスト化・可視化することで何を行うべきかを明確に確認できます。
WBSに書かれた内容を土日のどちらかでカフェのモーニングに行き確認を行う（1on1）を実施。今できることから手を付けることを意識しながら準備を進めていきました。
例えば、動画編集のタスクを分散すると
①素材集め、撮影
②編集ソフトの選択
③制作
④BGMの選定
⑤DVDへの出力
⑥試写の日程確認
などありますが、手順をあらかじめ決めておくことで結婚式あるあるの、ギリギリで動画完成して完徹したトラブルを防げます。
オープニングムービーは動画をベースに制作したかったので撮影・素材集めに時間がかかることが予想できました。一方、プロフィールムービーは写真をスライドするので、すでに素材は存在します。実家からアルバムを送ってもらったり、帰省のついでに写真を何枚か集めればすぐに作業できます。
結婚式から逆算して
半年前→OPの素材撮影、編集ソフト検討
3ヶ月前→プロフィール制作
2ヶ月前→OP制作
1ヶ月前→試写、完成
と、ゴールまでのプロセスを頭の中でイメージできていたことで、順調に動画編集ができました。今できることから片付けていくのは、結婚式準備でとても大事です。
妻の管理のおかげもあり、僕らは喧嘩することなく準備を進めることができました。準備に余裕ありすぎて、結婚式1週間前にディズニーシーに行ったくらい順調でした。
結婚式を終えたあとの妻ですが、大きな仕事を終えたあとの顔をしていました。巨大なプロジェクト、いや結婚式を無事に行えたのは妻の力あってこそでした。
なお、結婚式が終わった後も僕らは私生活でMVVを決めながら、週末はカフェで1on1をしています。そんな生活楽しいのかと言われたら、それが当たり前だと思っているからとしか言えません。
でも、
やっぱり話し合うって大事。
これからも夫婦でプロジェクトを企画し、MVVを決めWBSを作りながら1on1を繰り返し行なっていきます。
2024年、大変お世話になりました。
来年もどうぞよろしくお願いします。
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【文章力がなかった僕がnoteを２年続けて】
・高校受験の国語は30点。
・小学生の作文みたいな文章しか書けず
・上司から文章がわかりにくいと叱られ
・読書をすると眠くなってダウン。
文章と縁がなかった僕がnoteに出会って２年。
120回以上記事を購入いただくまでの
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