鳥の巣をテーマに、子どもたちとアート体験(1)「絵画制作」
観察・学習・想像
読者の方からいただいた「ヒヨドリの巣」を子どもたちと観察。「鳥の巣って何だろう?」と、みんなで意見を出し合い、さらに絵本で興味を広げてから、思い思いに絵を描きました。(絵本の紹介はこちら。)
鳥の家だと思う!
「鳥のお家!」「そうそう!鳥が寝るところ!」どうしてそう思ったの?「気持ちよさそう」「温かい感じ」「ベッドみたい」なるほど、なるほど。
「でも、屋根がないから、人間の家とは違うよね~」たしかに、ヒヨドリの巣には屋根はないね。「木にあるから、屋根なくても大丈夫じゃない?」
「家みたいな形の巣箱もあるよね」うんうん、人が作った巣箱のことだね。もし、鳥の巣が「鳥の家」だったら、ここに住んでいたヒヨドリは家がなくて困っちゃうね…「ああ~確かに!先生、悪い人になっちゃうね」
何で鳥は巣を作るんだろうね?
卵を産むところだ!
「卵だ!」「鳥が卵を産むところ!」「卵をあたためて、育てるんだ。」「鳥の赤ちゃんが生まれるところ。」「ヒナを育てるところ!」うんうん、ヒナは大きくなったらどうする?「飛んでいく!」
さらに、鈴木まもるさんの「鳥の巣」本を各自で読みながら、世界には色んな鳥がいて、色んな巣があることを知った子どもたち。想像はさらにふくらみ、思いを絵で表現しました。
包まれ・守られている感覚
「気持ちよさそう」「温かい感じ」と、多くの子どもが「鳥の巣」を見て感じていました。親鳥の愛情・包まれ・守られているという感覚、子どもたちは最初から肌で感じとっていたのでしょうね。
次回は、鳥の巣・鳥・卵を紙粘土などで作った様子をお届けします。お楽しみに!
導入:「鳥の巣」関連の絵本紹介
第1回:観察・学習・想像「絵画制作」←いまココ!
第2回:鳥と卵のクラフト「紙粘土・前編」
第3回:鳥と卵のクラフト「紙粘土・後編」
第4回:鳥の巣をつくろう【最終回】