お手玉つくりで体感する【重量と体積の関係】
先日、お手玉をつくったとき、ちょっと困ったことがありました。おかげで、お手玉つくりから「重さと体積の関係を体感する」「重量の感覚を磨く」ことを学びました。
お手玉は標準40g
お手玉の作り方自体は、ネットで検索すると色々でてきます。
俵型お手玉、座布団型お手玉、いろんなタイプがありますが、どの型でも共通なのが【標準重量40g】という重さ。
(実際に園児さんに持ってもらったら、30~35gが人気だったので、小さい子は量を減らすといいと思います。)
お手玉の中身と言えば、小豆(あずき)が有名ですよね。私が子どもの頃もそうでした。
小豆の感触は最高なのですが、どこからか虫がわいてしまい、正直トラウマになっています。
熱湯に通し、しっかり乾燥すれば、虫の予防になるそうですが…
それは元から産み付けられていた卵に対して有効なわけで、後から虫がついてしまう事もありますよね……
やはり虫がわく素材はちょっと……
なにか家にあるもので代用できないかな~と、見つけてきたのがアイロンビーズ。さっそく簡単な俵型で作ります。
表に二つ折りして、長辺を縫い玉止め。
片方だけ短辺を縫い、糸を引いて布をしぼります。
3回くらいきつく巻いてから玉止めします。
裏返して、アイロンビーズを入れて、口を並縫いして、しぼって閉じて完成!
なはずですが…
アイロンビーズ40g
1/2カップより少し多いです。
嫌な予感……
無理やり押し込みましたが、閉じるのが大変でした!
お手玉というよりは、玉入れの玉のようです。手にしっくりこなくてやりにくいし、うけたときに痛いかんじです。
重さも大事だけど、体積が大事!
重さ40gといっても、体積は物によって違うよね!
そんな当たり前のこと、大人なんだから知っている。でも、こういう結果になるとは思ってもみませんでした。
座布団型でも試してみましたが、やはり、アイロンビーズ40gは多すぎてパンパンになりました。
5g減らして、ちょうど1/2カップにしてみたら、少しゆとりが。
結局、座布団型は35gで作りました。(これが園児さんに人気でした!)
結局どのくらい入るのか
標準的なお手玉サイズ(座布団型:4.5㎝×9㎝布4枚、俵型:10㎝×17㎝布1枚)だと、中身は1/2カップが限界です!(1カップ=1合=180cc)
「昔ながらの小豆なら、体積はどのくらいだったのかな?」気になったので調べてみました。
小豆1カップ(1合)150gらしいので、これはお米1カップと同じですね。つまり、お米40gと小豆40gは同じくらいの体積ということです。
お米40gの体積はこのくらい。1/4カップより少し多いくらいです。
小豆もこのくらいだと分かります。
小豆の代用品を考える時は、お米の計量カップ(180cc)に1/4カップ以上1/2カップ未満で、30~40gのものにしましょう!
近くに売っていなかったので、アイロンビーズにしましたが、手芸用ペレットが最適だったとちょっと後悔しています。
まあ、失敗からこれだけ学べたので、良しとします!
学びポイント
これから作ろうと思っている方は、いろんなものを計量してみて、お子さんと同じ40g(おもさ)でもこんなに体積(かさ)が違う!という体験をしてみてください。
ちなみに、節分の豆40gはこのくらい
1円玉は40枚で40gでした。
感覚磨きポイント
お子さんと作る場合は、いきなり「はかり」を使わずに、「だいたいこのくらい」という量をとり、重さの感覚を体験してみましょう。
ちなみに、中1の息子は勘でピッタリ40gのアイロンビーズをすくえました。
日頃から、どら焼きなど「一番重いのを俺が食べる!」と手にのせて1gの差を見分ける鍛錬をしているからでしょうか。
私は42gで惜しかったです。パン生地を分割するときの感覚をイメージしながらやりました。
みなさんは、40gの感覚ありますか?
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