鳥の巣は、鳥のお家なのかな?愛鳥週間に考えてみよう。
5/10から5/16は愛鳥週間、日本鳥類保護連盟が昭和25年に鳥類保護の実践と普及啓発の推進のために始めたもの。バードウィークともいわれています。子どもたちにとっても、野鳥は意外と身近な存在。野鳥に関心を持つことは、その鳥たちが生きる環境や自然に興味を持ち、大切にしようという心につながります。
数カ月前、読者の方から一通のメールが届きました。「鳥の巣がありますが、教室の生徒さん達で観察しますか?必要なら、送ります。」聞けば、お宅に毎年ヒヨドリが巣を作り、お子さんが小学生の時に観察をし自由研究でも発表したそうです。写真は、Kさんが鏡を使って巣の中の様子を観察した時のものです。ネットで教室の様子を知り、興味があるのでは?と、お声がけいただけるなんて、本当にありがたい、感謝、感謝です!
さっそく、教室のカリキュラムに加えようと、まずは自分も勉強。鳥の絵本はたくさんあるけれど、鳥の巣をテーマにした絵本はあるのかな?あります、あります。しかも、たくさん!皆さん、気が付きましたか?全て「鈴木まもる」さんの著書です。
鈴木まもるさん、「ピン・ポン・バス」や「せんろはつづく」シリーズで乗りもの好きの子どもたちにはお馴染みの絵本作家さんですが、鳥の巣研究家でもあるのです。たくさんある著書のなかで、私が今回お勧めしたいのは…
「鳥の巣つくろう」鈴木まもる著・岩崎書店
鳥の巣は、鳥の家なのかな?そう思っている子どもも多いのではないでしょうか。本の中では、どうして鳥が巣を作るのか、人やそのほかの動物などと比較しながら、分かりやすく説明されています。いろいろな鳥の巣の紹介、恐竜から進化した話まで…大人が読んでも興味深い濃い内容なのに、鈴木さんの温かい絵と分かりやすい文章で、子どもが楽しめる本になっています。
そして、鳥の巣について詳しくなった後、自分で巣を作ってみよう!というのが、この本をお勧めする一番の理由。枝や草を集めて作る方法や、紙や毛糸など自由に工作する方法など、アイデアがたくさん紹介されています。鳥の気持ちになって、私も鳥の巣をつくってみました。(最初の写真)
教室では、今日から鳥の巣をテーマに3回にわたり創作します。実施した内容は、後日お届けしたいと思います。お楽しみに!
導入:「鳥の巣」関連の絵本紹介←いまココ!
第1回:観察・学習・想像「絵画制作」
第2回:鳥と卵のクラフト「紙粘土・前編」
第3回:鳥と卵のクラフト「紙粘土・後編」
第4回:鳥の巣をつくろう【最終回】
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