鳥の巣をテーマに、子どもたちとアート体験(4)【最終回】鳥の巣をつくろう
ヒヨドリの巣を観察することに始まり、「鳥の巣」をテーマにアトリエの子どもたちとアート体験を重ねてきました。いよいよ最終回、鳥の巣を作り、前回の鳥と卵を乗せて完成です!
導入:「鳥の巣」関連の絵本紹介
第1回:観察・学習・想像「絵画制作」
第2回:鳥と卵のクラフト「紙粘土・前編」
第3回:鳥と卵のクラフト「紙粘土・後編」
第4回:鳥の巣をつくろう←いよいよ最終回!
アトリエで私が用意したのは、土台となる厚紙とクラフト紙。時間をかけて「鳥の巣」について考えてきたので、子どもたち自身が、思い思いの素材を持ってきました。
・折り紙、包装紙、カラーセロハン…
・毛糸、麻ひも、布切れ、羊毛…
・モール、針金、大玉ビーズ…
・枝、葉、木の実、トウモロコシの皮…
クレパスで土台に絵を描いたり、折り紙を貼ったり、自分たちの作った鳥と卵の大きさに合わせて、巣を作っていきます。
ボタンを鳥の目にして、巣にはブロックやおもちゃのスプーンなどを飾ったユニークな作品もありました。また、土台を切って筒状にして立てた上に巣を飾って立体的に仕上げた子もいました。
他にも、余った粘土で鳥のエサを作ったり、牛乳パックを使って周りの景色を作ったり、色々な工夫が見られました。自ら考えて手を動かしている時、子どもたちは本当に生き生きとした目をしています。
そして、いつも思う事ですが、同じテーマで同じ説明を聞いているのに、こんなに個性的な作品が並ぶのが面白い!アトリエ樹乃会では、一人一人の子どもが主役です。