単焦点オールドレンズで遊ぶ
4年ほど前、オールドレンズに出会いました。
オールドレンズというジャンルを知って、興味を持ったわけではなく、祖父の家を片付けていたら出てきて、使ってみようと思ったのが始まりです。
私が使っているカメラは、OLYMPUS PEN E-PM2(ミラーレス一眼)です。7〜8年前に買ったものですが、不具合がないのでいまだに使っています。
オールドレンズは何本かありますが、よく使っているのは、takumar 55mm(ボディがマイクロフォーサーズなので35mm換算で110mm)f=1.8です。
そのままだとカメラにレンズがはめられないので、アダプターが必要です。
ピントと絞りは、レンズ側で合わせます。カメラの設定は使えません。
私にとっての、オールドレンズの魅力は、ありきたりですが、「ノスタルジックな質感の写真が撮りやすいこと」「ピントが合わなくてもシャッターが切れること」「独特のボケ、フレア、ゴーストが出ること」かな、と思っています。
最近撮った梅の花の写真です。
なんとなく、ノスタルジックな感じがします。
ノスタルジー感は加工でもできますし、フィルムカメラには勝てませんが、スマホや最近のレンズとはちょっと違った味が出ています。
ディズニーランドの有名ホテルです。
ピントが合わなくてもシャッターが切れるので、こういう写真も撮れます。
一方で、ピントを合わせたいときに失敗して泣くこともあります…
この写真のような、輪郭のくっきりした透明感のある玉ボケは、オールドレンズならではです。
こちらの写真は冬のイルミネーションです。背景のボケが五角形です。
昔のレンズは絞り羽根の枚数が少ないので、円形にならないこともあります。このレンズは、絞りをF5.6くらいにすると綺麗に五角形になります。
この写真は、夕陽から風船のような虹色の輪ができています。これがゴーストです。
原理は省略しますが、これはノイズのようなもので、レンズの技術が発達している最近のレンズより、オールドレンズの方が簡単に作れます。
これは、カップルの周りを囲むようにゴーストが出る角度を探して撮りました。
最初は、日常でちょっと目にとまったものや、旅行での思い出を残したくて、カメラを買ったので、オールドレンズとの出会いは完全に偶然です。
でも、オールドレンズに出会ったお陰で、表現の楽しさを知りました。
最近はスマホでも綺麗な写真が撮れますが、カメラやオールドレンズももっと楽しんでいこうと思います。