ファーストシューズ〜踏み出す1歩〜
双子がよちよち歩きを始めてはや数日、だんだん本格的に歩けるようになってきたのでファーストシューズを買うため、足の測定、試し履きに行った。
ずっと素足で生きてきて、靴というものに履くこと自体初めてでどんな感じになるのか楽しみにしていた。
店に着いて順番待ちをしていて、呼ばれると足の底をスキャンできる機械があり、そこに子どもたちを立たせて足のサイズを測る。
まだ意思表示が出来ない子どもとはいえハイテクになってるんだなと、時代の進歩は凄まじい。
(自分の靴のサイズなんてほぼ雰囲気というかその時のフィーリング頼みやし、、、)
そして双子それぞれのサイズがわかり、僕達が履かせたい靴を持ってきてもらった。
そしていざ双子に履かせてみると、、、
この世の終わりかってぐらい双子両方ともガン泣き
そして面白いことに1歩も足が出ない
あんたら素足ならどこまで歩いていたのにと突っ込みたくなるぐらい1歩が出ない
ただ茫然と立ち尽くして泣いている
今までない足の感触、固定感が嫌だったのかな
僕やママから「頑張れー、こっちまでおいでー」と励ます。
店員さんも「頑張れー」と励ましている。周りにいる人たちも微笑みながら見てくれてる。
それでも動けそうにないので後ろから押したり、前から引っ張ろうとするとようやく1歩を踏み出すことができた。
ママや店員さんから「やったー、すごいやん」と言われ、調子が出たのか手を繋いだら歩けるようになった。
なんか一連の出来事にすごいほっこりしてしまった。
こう自分以外の誰かが新しいことにチャレンジすることに対して素直に頑張れと言えること。
新しく1歩踏み出すことを後押しすること。
そして子供だけでなく実は大人になってもこういう後押し、励ましって言ってもらいたいんじゃないかって思えた。
だって、自分も言ってもらいたいなーとか思ってしまったから。
大人になったら尚のこと初めてのことや新しいことにチャレンジする機会は減ってくるし、安定を求めてしまう。
双子を見てまだまだ自分もチャレンジしないといけないしチャレンジする人がいたら応援、励まそうと思った。
こういうことが子どもと成長する、成長させてくれるってことなんかなと感じた日でした。
ちなみにファーストシューズが3ヶ月ぐらいで役目を終え、セカンドシューズに移行すると聞いて子どもの成長の早さにびっくり。こりゃお金かかるわ。
自分の靴はあと数年履き替えることはないだろう。