最初の一語
息子4人の初めての単語について振り返ってみて、とある驚愕の事実に気がついた。
パパ、ママ、まんま、ブーブー、ワンワン…
このあたりが子が発する言葉として有名どころではないだろうか。
我が子の場合、
長男…「はっぱ」
保育園の帰り道、マンションの植栽の葉っぱを
指差して「はっぱ」と言った長男。
その時着ていた黄色のTシャツやしましまの帽子のことまで、感動とともに情景として鮮明に覚えている。
次男…「ナンタン」
ノンタンのことである。長男がノンタン大好きで毎日読んでいるうちに、2歳差の弟も自然とノンタンのシャワーを浴びていたのか、絵本をバチバチ叩きながら「ナンタン」と言っていた。
「ママ」もまだ言えないのに、「ノンタンに負けたー!」と微笑ましかったな。
三男…「ねんね」
おはようのタイミングでもおやすみのタイミングでも、ご飯を食べていても「ねんね」。その後なかなか言葉が増えなかったから、「ねんね」とだけ言う子時代が長かった。
四男…「んまい」
最初の離乳食、10倍つぶしがゆスプーン一杯の時から、おかわりを御所望の四男。「パパ」を
最初に言いそうだよねと…という雰囲気の中、「パp…」と言うか言わないかで突如「んまい」が第一声に踊り出たのが可笑しくてみんなで笑ったね。
ここで気づいたのが、
この第一声、今、それぞれが好きなもの、得意なことにダイレクトに繋がっているということ。
長男は生き物、虫、自然が大好きで、
次男は本の虫。図書館では顔と名前を覚えられるほど、
三男は寝かしつけで困ったことがない。寝姿が美しく、
四男は言わずもがな食いしん坊。
こう4人とも見事に繋がっていると、親のこじつけということでもなくて事実として、本能的に自分の好きなもの、趣向が第一声に現れるのかもしれないと気づいた。
毎回、その後の言葉も
「ママ」より「パパ」の方が早かった。
発音しやすさはもちろんあるだろうけど
息子と父親の関係性の表れなのかもしれないと
これも嬉しさのある事実だ。
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