「健康寿命」延ばす!ビタミンD効果とは?
ビタミンⅮとは?
ビタミンⅮとは脂溶性ビタミンの1種です。主に植物性のD2、動物性のⅮ3の2種類があり、一般的にはⅮ3のほうが効率よく体内で利用できるとされています。
ビタミンⅮの健康効果
ビタミンⅮは様々な健康効果があります。
免疫系の強化:ビタミンDは、免疫細胞の機能を調節することによって、感染症や自己免疫疾患などの病気を予防する効果があるとされています。
糖尿病の予防:ビタミンDは、インスリンの分泌を促進し、糖尿病の発症を予防する効果があるとされています。
心臓病の予防:ビタミンDは、血圧の調節や動脈硬化の進行を抑制することによって、心臓病の予防に効果があるとされています。
うつ病の改善:ビタミンDは、脳内のセロトニンの分泌を促進することによって、うつ病の改善に効果があるとされています。
骨粗鬆症の予防:ビタミンDは、カルシウムやリンなどの骨の主要な構成要素の吸収を促進するため、骨粗鬆症の予防に効果があるとされています。
研究段階ではありますが認知症予防の効果もあるとされています。
筋トレにも効果的!!
筋肉の増強:ビタミンDの補給によって筋肉の増強が促進されると考えられています。
筋肉痛の緩和:ビタミンDは筋肉痛の緩和にも効果があるとされています。筋肉痛は、筋肉の炎症によって起こるものであり、ビタミンDは炎症を抑制する作用があるため、筋肉痛の緩和に効果があるとされています。
筋肉の機能向上:ビタミンDは筋肉の機能向上に効果があるとされています。ビタミンDは、筋肉においてカルシウムの取り込みを促進し、筋肉の収縮や弛緩に必要なカルシウムの量を増加させることができます。また、筋肉の蛋白質合成を促進する作用もあります。
以上のように、ビタミンDは筋肉の機能向上、増強、筋肉痛の緩和に効果があるとされています。ただし、過剰なビタミンDの摂取は健康に悪影響を与える可能性があるため、適切な量のビタミンDを摂取することが重要です。
適切な摂取量
一般的な成人の目安量は5.5~8.5㎍、耐容上限量は100㎍です。主に魚、卵、レバー、キノコ(特に舞茸)に多く含まれています。たまにIUという単位でもあらわされることがあるので1㎍=40IUと覚えてください。
ビタミンⅮが不足すると?
ビタミンDが不足すると、次のような問題が生じる可能性があります。
骨粗鬆症:ビタミンDは、カルシウムの吸収を助けるため、骨の健康に不可欠です。ビタミンDの不足は、骨粗鬆症の原因となる可能性があります。
筋肉の弱さ:ビタミンDは筋肉の機能にも重要な役割を果たします。ビタミンDの不足は、筋肉の機能低下を引き起こすことがあります。
免疫力の低下:ビタミンDは、免疫システムの正常な機能にも重要です。ビタミンDの不足は、自己免疫疾患のリスクを高める可能性があります。
うつ病:ビタミンDの不足は、うつ病や不安のリスクを高める可能性があります。
ビタミンD不足の原因の一つとして日光に当たらないことがあります。
体内でもビタミンⅮを合成することはできるのですが紫外線に当たることが必要になります。30分以上の日光浴をおススメしていますが、どうしても紫外線に当たること避けたい方は食品やサプリメント活用してビタミンDを補給しましょう。
ビタミンD過剰症
ビタミンDの過剰摂取には健康上のリスクがあります。
高カルシウム血症:ビタミンDの過剰な摂取は、カルシウムの吸収を促進するため、血中のカルシウム濃度を高めることがあります。高カルシウム血症は、尿の増加、脱水症状、消化器系の問題、疲労感などを引き起こすことがあります。
腎臓障害:高カルシウム血症による影響は、腎臓にも及びます。長期的な高カルシウム血症は、腎臓にダメージを与えることがあり、腎臓結石や腎機能不全の原因となることがあります。
血管の石灰化:過剰なビタミンDの摂取は、血管内にカルシウムが沈着し、血管壁の硬化を引き起こすことがあります。これは、心血管疾患のリスクを高めることがあります。
どこからが過剰な量になるかというと、成人だと耐容上限量100㎍を超える量を習慣的にとり続けると過剰症のリスクが高まります。
健康な成人でしたら100㎍を超え摂取してしまうことがまれにあると思いますが摂取し続けなければ問題ありません。
ビタミンDは、適切な量であれば健康に非常に重要な栄養素ですが、過剰摂取は健康に悪影響を与えることがあります。大量のビタミンDを数か月服用すると上記のようなことが起こる可能性があるので注意しましょう。
ビタミンDは不足しても取りすぎても心身ともに様々な不具合が生じる可能性があります。
まとめ
ビタミンⅮは免疫力向上、骨密度改善、様々な病気の予防に有効
筋力トレーニングのパフォーマンスを上げる。
成人は1日5.5~100㎍の摂取が望ましい。
不足、過剰摂取ともに心身に不具合が出る。
これらの情報が少しでも皆さまの健康寿命をのばす手助けになれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?